GoogleツールバーのPageRankはあまり話題にしたくないのですが、この海外SEO情報ブログのPRは現在4です。
PR3からPR4までは、比較的簡単に上がりました。
ですが、PR4からPR5には数回のアップデートを経ても到達していません。
PR3⇒PR4と、PR4⇒PR5は、同じ基準ではないからでしょう。
PageRankが1つ違うと、ウェブページが持つパワーはどのくらい違ってくるのでしょうか。
WebmasterWorldのアドミニストレータtedster氏の、解説を引用します。
(ここでのPageRankは、ツールバーの見せかけのPageRankではなく、Googleが内部で使う本当のPageRankです)
PR is spread over a roughly logarithmic scale (base 6) and not a linear scale – so each level has roughly 6 times the available power of a page that is exaclty one PR level down. Comparing a PR5 page to a PR 3 page, there would be roughly 36 times more power to vote to other pages.
かいつまんで説明すると、
PageRankは、「6」を基準とした対数法で計算され、1つ下のPageRankよりも6倍のパワーを持つことになります。
したがって、PageRank5のページは、2つ下のPageRank3のページよりも、6の2乗で「36倍」強いということになります。
PageRankが1つ上がると、単に2倍になるわけではないんですね。
PageRank3とPageRank6の差は、「6×6×6」で216倍です。
PageRankが1のページから“しこたま”リンクをもらうよりも、PageRankが6のページから1本リンクをもらった方が効果があると言えそうです。
もっとも、このWMWのスレッドの元々の質問への回答にもあるように、PageRankはそのページにあるリンク先ページへ等分して分配されます(実際には若干の減少要因がいくつかあります)。
ですから、PageRank6だからといって、同じページに100も200もリンクが貼られていたら、1ページが受け取るリンクジュースはとても少なくなります。
1.5リットルのペットボトル入りのジュースでも、大勢で仲良く分けたらほんの少ししか飲めないようなものです。
相互リンク(まだやってますか?)を依頼するときには、掲載ページの発リンク数にも注意しましょう。
nofollow属性でPageRankをコントロールする”PageRank Sculpting”は、PageRankが等分配されるのをサイト内で制御するためのテクニックですね。