[レベル: 中級]
PageSpeed Insightsが、アプリインストールのインタースティシャルをユーザーエクスペリエンスのチェック項目として診断するようになりました。
モバイル向けページのコンテンツの大部分をアプリインストールのインタースティシャルが覆っている場合は、修正するように促されます。
PageSpeed Insihgtsとアプリのインタースティシャルのおさらい
まず、PageSpeed Insihgtsとアプリのインタースティシャルについておさらいしておきましょう。
PageSpeed Insihgts
PageSpeed Insihgts(以下、PSI)は、ウェブページの読み込み時間を診断するツールです。
パフォーマンス診断に加えて、現在はユーザーエクスペリエンスも診断してくれます。
それぞれ、モバイルとPCに分けて診断結果をレポートします。
アプリのインタースティシャル
アプリのダウンロードを勧めるインタースティシャルがコンテンツの大部分を覆っているモバイル向けページをモバイルフレンドリーではないとみなすことを、Googleは先日発表しました。
11月1日からはモバイル検索のランキングにも反映されます。
アプリインストールのインタースティシャルが表示されるページは検索順位を下げられることがあります。
アプリのインタースティシャルにPSIが対応
さて本題に入ります。
PSIがアプリインストールのインタースティシャルを検出するように更新されました。
アプリインストールのインタースティシャルが大きく表示される場合はユーザーエクスペリエンスの問題として検出され修正するように指示されます。
コンテンツを隠すアプリ インストール インタースティシャルを使用しない (ベータ版)
このページでは、アプリ インストール インタースティシャルが多くのコンテンツを隠しており、インタースティシャルを閉じてからでないとページを使用できません。このようなページはユーザー エクスペリエンスの低下につながります。ユーザー エクスペリエンス向上のため、インタースティシャルの代替案をご検討ください。
コンテンツを隠す次のアプリ インストール インタースティシャルを削除してください。
(インタースティシャルのコードを提示)
アプリのインタースティシャルをPSIでも診断できるようになったのは便利ですね。
なおモバイルフレンドリー テストは発表時にはすでに対応しており、アプリのインタースティシャルを同じように検出できます。
アプリ以外のインタースティシャルは?
モバイルフレンドリーの要因として判断されるのは、アプリのダウンロードを促すインタースティシャルに限られます。
ほかのタイプのインタースティシャルはモバイルフレンドリーの対象外です。
今後は対象範囲を広げていくのでしょうか?
GoogleのGary Illyes(ゲイリー・イリーズ)に質問したユーザーがいました。
しかしイリーズ氏自身は拡大計画についてはわからないとのことです。
@Suzzicks the change ONLY targets app interstitials (prolly not link based), so that would be fine. I don't know about plans to expand it.
— Gary Illyes (@methode) 2015, 10月 5
ユーザーをいらつかせるという点では、アプリダウンロードだけではなくすべてのインタースティシャルが当てはまるはずです。
個人的には対象範囲を広げてほしいと願いますが、どうなることでしょう。