[対象: 中級]
ペンギンアップデートの次回の更新は数週間以内、早ければ来週にも実施される見込みです。
米ニューヨークで現在開催されているSMX Eastカンファレンスの“Meet the SEOs and Search Engines”(SEOのプロと検索エンジンのなかの人に会おう)セッションで、GoogleスイスのWebmaster Trend Analyst、Gary Illyes(ゲイリー・イリーズ)氏が明らかにしました。
来週中にも更新の可能性あり
イリーズ氏は、2週間前にサーチクオリティチームと話した際に、ペンギンアップデート更新は数週間後に予定していると聞きました。
つまり順調にいけば来週中にも更新が実行される可能性があることを意味しています。
今からのリンク否認は遅すぎる
イリーズ氏によれば、今からリンクを否認しても次の更新には間に合わないとのことです。
それどころか、2週間前の否認ですら反映されないとも説明しています。
ウェブマスターたちが喜ぶ結果に
次回のペンギンアップデート更新は、ウェブマスターたちにとっては以前よりも多少は楽になりその結果に喜ぶだろうともイリーズ氏は言ったそうです。
誤検出されるサイトが出たりすり抜けるサイトが出たりしないことを確実にするためにこんなに長い時間がかかりました。
ウェブマスターもユーザーの両方が満足できるように取り組んできたとのことです。
今後はもっと更新を頻繁に
更新までに長い時間待たなくて済むように、今後はもっと更新が頻繁になるようにも計画しているとイリーズ氏は付け加えます。
前回の更新から実にちょうど1年ぶりとなるペンギンアップデート更新がいよいよ目と鼻の先に迫っていることがはっきりしました。
アルゴリズム本体の大幅な更新になることは間違いなく、ペンギンアップデート3.0と呼ばれることでしょう。
来週は米ラスベガスで、PubCon Las Vegas 2014が開催されます。
例年ならGoogleからはMatt Cutts(マット・カッツ)氏がやってくるのですが、カッツ氏は現在長期休暇中です。
英GoogleのPierre Far(ピエール・ファー)氏が代わりにやってきます。
関連する発表がファー氏からありそうな気もするのですが、登場するのはモバイル関連のセッションなのでどうなるかわかりません。
リンクの否認が間に合わないタイミングについては、通常のアルゴリズムとは異なりペンギンは随時更新ではないので驚くことではありませんね。
とはいえ、更新間隔が短くなりそうなのでその次の更新までは今までほど待たされることは、おそらくなさそうです。
来週のどこかで“ペンギン祭”で世界中が盛り上がることを期待しましょう。
[Sources]