[対象: 上級]
10月下旬に実施したペンギンアップデートの更新 (3.0) の展開を依然としてGoogleは継続中です。
Search Engine RoundtabelのBarry Schwartz(バリー・シュワルツ)氏がGoogleに確認をとりました。
ペンギンアップデートの新たな更新では?と思わせるような順位変動が11月の終わりに起こっていました。
シュワルツ氏がGoogleに問い合せたところ、次のような返答があったとのことです。
ペンギンアップデートの展開は継続している。これ(順位変動)は単にその影響によるものだ。
6週間後の今も展開は継続中
GoogleのPierre Far(ピエール・ファー)氏は、完了までには数週間かかると説明していました。
6週間後の今もまだ継続中ということになります。
最初の状態での展開が続いていると考えるよりは、展開後の調整が続いていると考えるのが自然でしょう。
展開直後に順位を落としたサイトが復活したり、逆に今回新たに順位を下げたサイトが出てきたりしているようです(もっともそれがペンギンによるものかどうかの断定は難しいですが)。
ともすればペンギン3.1や3.2と呼べるものかもしれませんね。
ホリデーシーズンの順位変動
変動が発生した時期は、米国では感謝祭(Thanksgiving Day、11月の第4木曜日)の頃でした。
感謝祭の翌日はブラックフライデー(Black Friday)と呼ばれ、1年のなかで最も買い物が行われる日です。
そしてこの日からホリデーシーズン(Holiday Season、日本でいう年末商戦)が始まります。
Googleは、インターネットでの消費活動が盛んになる時期の大きなアルゴリズム変更を避けるようにしています。
予期せぬ影響によるサイト管理者たちの混乱を引き起こさないためです(過去にそういう出来事があった)。
事実、GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏は、ホリデーシーズン中に次の更新を実行するつもりはないとコメントしていました。
たしかに新たな更新ではないようですが、ホリデーシーズンに差しかかってもペンギンアップデートは完了していません。
その影響は引き続き発生しているようです。
あなたの監視対象のサイトには、ペンギンアップデートによるものと思われる変化があったでしょうか?