SEOのいちばんの醍醐味は、なんといっても1位表示です。
最終目標でないにしても、1位表示の達成は、SEOに取り組む人間ならやはり嬉しいものですよね。
それでは首尾よく1位表示を獲得できたとしたら、どのくらいクリックされるのでしょうか?
1位と2位と3位とでは、クリック率にどのくらいの違いがあるのでしょう?
2006年にAOLから漏れたクリック率のデータが、WebmasterWorldで引き合いに出されていました。
検索結果の順位に応じたクリック率(CTR)は、次のような数字になっていたそうです。
#1 – 47%
#2 – 13%
#3 – 9%
#4 – 7%
1位表示されると、半数近くのユーザーにクリックしてもらえそうです。
1位と2位では34%の開きがあり、1位と4位では40%もの開きがあります。
クリックさせるための大前提としての1位表示は、否定のできない事実ですね。
ただし、このデータは2006年のものです。
検索結果インターフェイスの進化スピードを考えると、お世辞にも新しいとは言えません。
クリック率に影響を与える要素をいくつか挙げてみます。
- titleタグ
- meta descrptionタグ
- ユニバーサルサーチ(こんな例やこんな例は特に)
- サイトリンク(変種の1行サイトリンク・サーチスニペット・パンくずリスト リンクもCTRを上げそう。)
- インデント結果
- ワンボックス
- リアルタイムサーチ
- パーソナライズ検索
このように、純粋に検索順位だけでクリック率を想定することはできません。
しかしWebmasterWorldのスレッドでは、AOLのデータと近い値だというレポートもあったので、1つの目安にはなりそうです。
【NOTE】
AOLの流出データによる検索順位に応じたクリック率を、以前にも書きました。
その記事の数字とこの記事の数字が異なります。
1位:22.73%
2位:6.40%
3位:4.53%
4位:3.24%
5位:2.61%
6位:2.14%
7位:1.81%
8位:1.60%
9位:1.51%
10位:1.59%
おそらく、前回は検索結果で最初に起こすアクションとしてのクリック率で、今回は2度目3度目のクリックも含めているものと思われます(ようは最終的にクリックされたかされないか)。