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Googleは、検索結果にコンテンツを投稿できるサービスを日本でも導入しました。
Google Japan の Search & Developer Partnerships である Duncan Wright(ダンカン・ライト)氏がTwitterでアナウンスしています。
Posts with Google in action in Japan. pic.twitter.com/lEoGzm8VJn
— Duncan Wright (@dunc_Can) 2016年12月21日
このサービスの正式名称は不明です。
「Google Posts(グーグル・ポスト)」と呼ばれことが多いようですが、ダンカンさんは「Posts with Google」と表現しています。
Google Postsとは
Google Postsとは、Googleが試験的に提供を始めたソーシャルメディア風の投稿サービスです。
“風”と書いたのは、TwitterやFacebook、そしてGoogle所有のGoogle+のように専用のサイトがあるわけではないからです。
コンテンツはGoogleに投稿するものの、投稿が現れるのはGoogleの検索結果です。
米大統領選挙の際に候補者たちを対象にスタートし、小規模なローカルビジネスにもその後対象を広げました。
最近ではアパレル企業も参加し、秋のファッションショーのGoogle Postsを検索結果で楽しむこともできました。
米国で始まり、現在は、ブラジルとインドにも展開されているようです。
日本のGoogle Posts
「紅白歌合戦」や「紅白」、「NHK紅白歌合戦」など紅白歌合戦関連のクエリでGoogle Postsを日本では見ることができます。
こちらは、モバイル検索での紅白歌合戦のGoogle Postsです。
今やモバイル検索では定番になったカルーセルでコンテンツが掲載されます。
投稿者名の下には「on Google」と書かれています。
Googleに投稿されたことを意味しています。
ロゴには公式であることを示すチェックマークが見えます。
PC検索でもGoogle Postsは出てきます。
投稿をタップ/クリックすれば、個々の投稿を単独で閲覧できます。
代表的なソーシャルメディアやメールで投稿を共有することもできます。
NHK紅白歌合戦だけ?
おそらく、今のところはGoogle Postsを日本で利用できるのはNHK紅白歌合戦だけだと思われます。
ほかには見つけることができませんでした。
もし見つけたら教えてください。
Google Postsは現状では誰もが自由に利用できるサービスではありません。
試験的に提供されています。
試験参加の申請は解説サイトからできるものの、必ず招待されるとは限らないのではないでしょうか。
Google Postsがユーザーに気に入られるか、本格導入されるか、実は僕は懐疑的です。
日本でも始まるとは予想していませんでした。
それでも紅白歌合戦を皮切りに、日本でも参加企業を今後増やしていく可能性はおおいにありそうです。
もし一般公開されたなら、検索結果でのプレゼンスを増す新たな手段になるかもしれません。
今後の動向に注目です。