検索結果のプレビュー制御する新しいrobots metaタグの導入をGoogleが数日後に開始

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検索結果のプレビューを制御するための新しい robots meta タグを Google は先月末に発表しました。

数日後に導入を開始するとのことです。
グローバルで展開が始まり、展開完了までには来週いっぱいかかります。

どんな場面で使えるか?

新たに導入される robots meta タグは次の 3 種類です。

  • max-snippet ―― 検索結果に表示するスニペットの最大文字数を設定する。
  • max-image-preview ―― ページ内の画像がプレビューで表示されるときの最大サイズを指定する
  • max-video-preview ―― 動画再生プレビューの最長再生時間(秒)を設定する

なお、スニペットに使われたくないテキストを指定する “data-nosnippet” HTML 属性の導入はまだです。
2019 年中とのことでした。

新しい robots meta タグの利用は必須ではありません。
使いたいと考えた場面で利用します。

どんな場面で使えそうでしょうか?

まず思い付いたのは、モバイル検索のサムネイル画像を非表示にしたいケースです。

モバイル検索の検索結果にはサムネイル画像が表示されることがあります。

モバイル検索結果のサムネイル画像

サムネイル画像を表示するかどうかと、表示される場合にどの画像を表示するかは制御できません。
Google のアルゴリズムが自動的に判断します。

適切な画像がサムネイルとして用いられていれば問題ないのですが、不適切な画像(たとえばページ内の広告の画像)が表示されることがあります。
クリック率が上がりそうなのでサムネイル画像は歓迎できるでしょう。
しかしながら、コンテンツと無関係な画像だとかえってクリック率を落とすかもしれません。

望まない画像が表示されるくらいなら、いっそ表示されないほうがマシと思えば次の robots meta タグでサムネイル画像を拒否できるでしょう。
max-image-preview robots meta タグの値に none を指定します。

<meta name="robots" content="max-image-preview:none">

もう 1 つ思い付いたのは Discover で大きな画像を表示させる目的です。
プレビュー制御の robots meta タグは検索結果だけではなく、Discover や Google アシスタントなどのほかのプロダクトにも利用されます。

Discover の大きな画像

原則的に、Discover フィードで大きな画像を表示するには AMP 対応する必要があります。

ですが、max-image-preview robots meta タグを使えば AMP 対応する必要がなくなりそうです。

値に large を指定します。

<meta name="robots" content="max-image-preview:large">

ちなみに、僕は X-Robots-tagmax-image-preview:large を設定してみました。
AMP 対応しているので Discover に関して言えば不要ですが、他のプロダクトでも大きな画像が使われたらいいなという希望です。

この記事で挙げた例以外に、プレビュー制御用の新しい robots meta タグの役立つ利用方法を見付けたら、ぜひ教えてください。