iOSのSafariでPWAがいよいよ動くようになった、iOS 11.3ベータ版がService Workerを本格的にサポート開始

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iOS の Safari で PWA (Progressive Web Apps: プログレッシブ ウェブ アプリ) がいよいよ稼働し始めました。

iOS 11.3 ベータ版に搭載の Safari 11.1 で PWA の一部機能が動く

iOS が Service Worker をサポートする可能性が浮上したのが昨年の夏でした。
年末には開発版 Safari で Service Worker がデフォルトで有効になりました。
とはいえ、PWA の何らかの機能が実質的に動くようになったわけではありません。

しかしながら、iOS 11.3 ベータ版に搭載されている Safari 11.1 で PWA の一部機能がついに動くようになりました。
AppleのSafariのエンジニア、Ricky Mondello(リッキー・モンデッロ)氏が明らかにしています。

Google のエンジニア、Thomas Steiner(トーマス・シュタイナー)氏によれば、具体的には、次の3つの PWA 機能が動作することが確かめられたとのことです。

  • オフライン機能
  • ホーム画面アイコン追加
  • Payment Request

さらには、PWA対応している Trivago のサイトが iOS 11.3 ベータ版で完全に機能することになったことも発見しています(Trivago は PWA の成功事例として Google に紹介されていましたね)。
コードは1文字も何もいじっていないとのことです。

Android 版 Firefox が PWA のホーム画面アイコン追加をサポートしたことを昨日お伝えしました。
これはこれで嬉しいニュースでした。
しかし、Safari の 正式な PWA サポートが本当に現実味を帯びてきたことは、これとは比べものにならないくらいのビッグニュースです。

iOS のシェアが日本では多いことを理由に PWA 導入をためらっていたとしたら、もう躊躇する必要はないのではないでしょうか?