[レベル: 上級]
Google の Question Hub(クエスチョン ハブ)が米国で利用できるようになりました。
Question Hub とは
Question Hub とは、
- 検索ユーザーがウェブで見つけられなかった情報に関する質問を収集し、
- その質問に対するコンテンツを作成してサイトで公開し、
- Google に通知できる
ツールです。
現在はベータ版として一部の国と言語で公開されています。
- 米国(英語)
- インド(ヒンディー語、英語)
- インドネシア(インドネシア語)
- ナイジェリア(英語)
今回導入された米国を除けば、十分な質と量のコンテンツがウェブで公開されてるとは必ずしも言えない国と言語です。
そこで Google は、ウェブでは手に入らなかった情報についての質問をユーザーから直接集めて、その質問をコンテンツ製作者に提供します。
コンテンツ製作者は、その質問に対するコンテンツを作りウェブに公開します。
同じ疑問を抱くユーザーは、探していた情報を検索で今度は見つけられるようになります。
検索ユーザーは欲しい情報が手に入り、コンテンツ制作者は検索トラフィックを増やすことができます。
これは結局、関連性が高い検索結果を提供できることにつながるので Google にとってもメリットになります。
ユーザーとコンテンツ制作者、Google の 3 者に利益をもたらす仕組みが Question Hub です。
質問はさまざまな方法で収集されます。
たとえば検索結果で直接ユーザーに尋ねることがあります。
あるフォーラムでスクリーンショットが投稿されています。
Question Hub の操作画面
Search Engine Roundtable が Question Hub の管理画面のスクリーンショットを公開しています。
(Barry に許可を得て)いくつかを貼り付けます。
収集された質問がカテゴリごとに分類されています。
自分のサイトのジャンルに適したカテゴリを選べます。
Google Search(Google 検索)に関する質問がありました。
気に入った質問を追加します。
その質問に対して回答するページ(の URL)を通知します。
既存のページでも構わないし、新規に作成したページでも構いません。
表示回数やクリック数などのパフォーマンスをレポートで確認できます。
Question Hub のスクリーンショットをほかにも Search Engine Roundtable は取得しています。
興味があればサイトを訪問して見てください。
なお、Question Hub を利用するサイトは Search Console に登録している必要があります。
検索ユーザーが知りたいことを直接手にできるのはコンテンツクリエイターにとってはものすごく役に立ちますね。
しかも、そういった質問のほとんどは、十分に回答できているページがウェブにはまだ存在していません。
関連性が高いコンテンツを作れば、検索トラフィックを増やせます。
日本での提供開始が待たれます。
日本でも利用できるようになったときに通知してもらえるように、ウェイティングリストに登録しておきましょう。
Question Hub サイトのいちばん下に登録フォームがあります。