[レベル: 中級]
Google Search Console に「推奨事項」という新しい機能が試験導入されました。
推奨事項は、検索でのパフォーマンスを向上するためのアドバイスを提供します。
Search Console による SEO アドバイス
Search Console のトップページに「推奨事項」というセクションが出ています。
僕のブログのプロパティに出ている推奨です。
推奨事項は次の 2 つです。
💡「google」: 最近クエリのインプレッション数が通常より 270% 増えています
このクエリのパフォーマンスを確認し、このトピックに関するコンテンツをこれ以上作成する意味があるかどうかを判断してください
💡最近、ページのインプレッション数が通常より 95% 減少しています
ページのパフォーマンスを確認し、さらに詳しく調査してください
こちらは別のサイトのプロパティの推奨事項です。
僕のブログでは、インプレッション数に関する推奨でした。
一方、こちらのサイトではクリック数に関する推奨になっています。
💡「○○○」: 最近クエリのクリック数が通常より 183% 増えています
このクエリのパフォーマンスを確認し、このトピックに関するコンテンツをこれ以上作成する意味があるかどうかを判断してください
💡「□□□」: 最近クエリのクリック数が通常より 56% 少なくなっています
このクエリのパフォーマンスを確認し、さらに詳しく調査してください
「パフォーマンスを確認する」のリンクをクリックすると、現在の週と前の週を比較した検索パフォーマンスレポートを表示しました。
このレポートで分析せよとのことなのでしょう。
サイト固有のアドバイスを提供
このように、推奨事項はサイトに応じた内容になっています。
公式ブログ記事のキャプチャには、リッチリザルトのエラーに関する推奨事項が出ています。
ヘルプ記事によれば、次のような推奨事項が含まれるとのことです。
- 修正すべき問題
- トラフィックを改善するためのヒント
- 作業を効率化する設定
同じサイトであっても、時間とともに提供する推奨も変化します。
インデックスやクロール、検索結果での配信状況などさまざまな検索システムのデータをもとに、そのサイト、そのタイミングに応じた適切なアドバイスを提供してくれます。
推奨事項の機能はゆっくりと展開中
「推奨事項」の新機能は試験的なものであり、今後、数か月をかけてゆっくりと展開していきます。
ただし、すべてのサイトで常に利用できるとは限りません。
提示すべき推奨がある場合にのみ出現します。
昨日までは出ていたのに今日はなくなっているということがあるかもしれません。
昨日とは内容が違う推奨に変わっているということもあるかもしれません。
さて、推奨事項機能の僕の感想なのですが、正直、微妙です。
「google」というクエリに関するクエリが十分に伸びているので、このクエリに関するコンテンツはもう作る必要はない
このようにアドバイスされて、「google」のクエリでのパフォーマンスレポートを見せられました。
いや、別に「google」で上位表示を狙ってないし。
インプレッションが急上昇したのは、おそらく「google」の検索結果に出てくるハッシュタグ検索のカルーセルに出たせいだと思う。
それに、レポートを見せられても何を分析して、その分析結果をどのようにアクションに移すのかを知りたいのが多くの人の要望ではないでしょうか。
要は、データの見方がわからないから困っているんですよね。
エラーに関する指摘はありがたいとしても、検索でのパフォーマンスに関する推奨は的を射ていないようにも感じました。
とはいえ、試験的に提供が始まった機能です。
気づいた点は積極的にフィードバックして、有意義な機能になるように改良してもらいましょう。
Search Console から直接フィードバックしてもいいし、LinkedIn や X などのソーシャルメディア、もしくはヘルプコミュニティからでもフィードバック可能です。
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