Search Consoleの推奨事項を全ユーザーが利用できるようになる

[レベル: 中級]

Google Search Console の「推奨事項」機能を全ユーザーが使えるようになりました。

推奨事項は、サイトの問題点や改善点を提案する機能です。
一部ユーザーを対象に 2024 年 8 月から試験的に公開されていました。
今は誰もが利用できるようになったことを検索セントラルがアナウンスしました。

サイトの“今”の状況に応じた推奨を提案

全ユーザーが使えるようなったと伝えましたが、提案すべき推奨事項がない場合は表示されません。
また、時間の経過とともに推奨事項の内容は変化します。

推奨事項がある場合は、Search Console トップページのサマリーに出てきます。

こちらは、僕のブログに出てきた今朝の時点での推奨事項です。
特定のページのインプレッション減少を指摘しています。

💡最近、ページのインプレッション数が通常より減っています

ページのパフォーマンスを確認し、さらに詳しく調査してください

別のサイトです。
こちらは、インプレッションの増加です。

こちらのサイトでは、クリックの増加が指摘されています。

ヘルプ記事によれば、サイトに対する推奨事項には次のようなものが含まれます。

役に立つ？立たない？

インプレッションやクリックの大幅な増減が推奨事項に出てきたときは、その指標でフィルタした検索パフォーマンスレポートにリンクしています。

「あとは自分で分析してね」です。

試験公開されたときにも意見したのですが、推奨事項が役に立つ機能だとは個人的には思えません。
的外れな指摘をすることも多く、具体的に何をどうやって改善すべきかのヒントも教えてくれません。
大きな変化があった指標を指摘して、その後の対処は丸投げです。
特に初級者にとっては「Search Console にこんな指摘をされたけれど、どうしたらいいかわからない」と困惑させるケースも出てきそうです。

この機能が使えるようになって 3 か月近くたちますが、僕自身は提案された推奨で何らかのアクションを起こしたことは一度もありません。

と、これはあくまでも個人の感想です。

管理サイトにどんな推奨事項が提案されているかを自分の目で確かめてください。
あなたにとっては役立つ推奨かもしれません。

また、改善提案がある場合は「フィードバック」から送信してください。
今後の改良に役立てられます。