・メルマガ #63(2007/05/11発行)のバックナンバー
Yahoo!が1週間ほど前に、新しいHTMLタグのサポートを発表しました。
使いようによっては、SEOに効果的です。
新しくサポートされたのは、「robots-nocontent」というタグです。
(正確には、「タグ」ではなく「属性」)
「robots-nocontent」タグは、Yahoo!のサーチエンジンに指定したコンテンツを無視するように指示できます。
インデックスされたくないコンテンツを、教えることができるんです。
統一したテーマでサイトを作るのは、SEOではとても大切なことですよね。
あるときは、「SEO」関連の記事、
あるときは「ダイエット」関連の記事、
またあるときは「キャッシング」関連の記事、
なんていうふうにブログに投稿したとしましょう。
サーチエンジンは、「このサイトはいったい何のサイトだ?」と混乱して、SEOでもダイエットでも、キャッシングでも上位表示してくれないでしょう。
SEOならSEO関連だけ、キャッシングならキャッシング関連だけでサイトを構築するべきです。
でも、ときにはサイトテーマとまったく関係ないことを書きたくなるときや、書かなければならないときってありますよね。
ブログだったら、その日に起きた珍しい出来事とか自己紹介とか。
これらはともしたら、SEOにはマイナスになるかもしれません。
企業のサイトだったら、問い合わせページとかアクセス方法とか。
これらは、SEO的には不要でしょう。
しかし、ビジターのためには必要です。
でも、Yahoo!には、サイトのメインテーマと関係のないコンテンツだと知らせるために、「robots-nocontent」タグが使えます。
使い方は簡単。
「class=”robots-nocontent”」という属性を追加するだけです。
無視してほしいのが、1文だけだったら、
<p class=”robots-nocontent”>メインテーマと関係のない文。</p>
のように、Pタグに付け加えます。
もう少しまとまった範囲なら、
<span class=”robots-nocontent”>
メインテーマと関係のない文1。
メインテーマと関係のない文2。
メインテーマと関係のない文3。
</span>
のように、「SPANタグ」とともに使うこともできます。
もっと広い範囲やナビゲーションバーの場合は、「DIVタグ」も使えます。
<div class=”robots-nocontent”>
インデックスしてほしくないコンテンツ
</div>
「robots-nocontent」を利用すれば、サイトテーマと直接関係のないコンテンツでも書きやすくなりますね。
以下、補足です。
「robots-nocontent」は、今のところYahoo!だけがサポートしてます。
というか、Yahoo!独自の仕様です。
GoogleやMSNがサポートするかどうかは、まったく分かりません。
サポートしてくれたらもっと使いやすくなりますね。
「robots-nocontent」で指定された部分は、インデックスされないと言いましたが、実際には、インデックスされるしクローリングもされます。
ですが、検索結果としては表示されない(利用されない)ということになります。
これは、特に意識しなくてもいいです。
Yahoo!だけがサポートっていうのは、少し気になりますがYahoo!が大勢を占めている日本ではアメリカよりも使いやすそうではありますね。
▼Yahoo! Search Blog 公式発表ページ
『Introducing Robots-Nocontent for Page Sections』
http://www.ysearchblog.com/archives/000444.html