Googleウェブマスターツールに新しい機能が追加されました。
「検索クエリ」セクションの「上位のページ」です。
「上位のクエリ」の隣に「上位のページ」というタブが見えます。
検索結果での表示回数が多いページ順に表示回数やCTR、平均掲載順位などのデータを知ることができます。
個別のページをクリックして展開すると、そのページがどんなキーワードの検索で表示されたのか、そしてそれぞれのキーワードの表示回数とクリック数を見ることができます。
さらにキーワードをクリックすると、そのキーワードの検索でどのページが何回表示されてクリック数やCTRがどうだったのかまで分かります。
サイト内のページのパフォーマンスや検索キーワードのパフォーマンスを簡単に分析できるので有効に活用したいですね。
「上位のページ」にはもう1つ特徴があります。
「フィルタ」ボタンをクリックすると、ウェブ・携帯・画像など検索タイプの分布や国ごとの割り合い、表示回数またはクリック数が10以上のURLの割合をパイチャートで表示でき、フィルタをかけることもできます。
通常のウェブ検索だけからではなくモバイル検索や画像検索からのトラフィックも多いサイトやグローバルサイトでは、嬉しい特徴になるでしょう。
上位のページに加えて、「サイトへのリンク」も機能向上しています。
ページに張られているリンクがリダイレクトを介している場合、中間に挟まっているページ(リンク)を報告するようになりました。
アドレスがURL1の外部サイトのページから自分のサイトへ向けてリンクが張られているけれど、直接ではなくてURL2を介してリダイレクトでリンクが張られている場合は、リンク元として「URL1」がレポートされ中間リンクとして「URL2」がレポートされます。
ややこしいかもしれませんね。
リンクが張られているページはURL1、でも「URL1 ⇒ 自サイトページ」ではなくて、「URL1のページに設置されているURL2 ⇒ リダイレクト ⇒ 自サイトページ」という状況です。
※リダイレクトの種類は問わないのでしょうかね? 301は確認できたのですが302は該当ケースがなくて確かめられていません。分かったら教えてください。
最後に、しかしとても重要な「サイトへのリンク」の追加機能がもう1つあります。
リンク元データの一括ダウンロードが可能になりました。
2ヶ月前に「サイトへのリンク」レポートが改良されたタイミングで、バックリンクデータの一括ダウンロードが消滅しました。
この点では「改良」というより「改悪」に感じたサイト管理者も多かったはずです。
要望が多かったのでしょう。
見事に復活です。