・メルマガ #51(2007/03/25発行)のバックナンバー
今日は初心に返って、SEOの基本を確認してみましょう。
「知ってて当たり前」のSEOばかりですが、おざなりになってるノウハウもあるかもしれないので、お付き合いくださいな。
英語で「On Page Optimization」、日本語で「内的要因」呼ばれる、基本中の基本のSEOを解説します。
「On Page Optimization(内的要因)」とは、ウェブページそのもの、つまりHTMLファイルに手を加えるSEOの手法ですね。
対応するのが、「Off Page Optimization」、日本語で「外的要因」と呼ばれるSEO手法です。
一言で言うと「“バックリンク”をいかに集めるか」ですね。
「Off Page Optimization」については、また回を改めて確認しましょう。
では、「On Page Optimization」について、ポイントをかいつまんで説明します。
●titleタグ
「title」タグは、いちばん重要な「On Page Optimization」と言ってもいいかもしれません。
「title」タグをいじるだけで、順位が上がるってケースがあるほどです。
「title」タグには、必ず狙ったキーワードを含めましょう。
もっとも大切なキーワードは、なるべく先頭近くに配置。
ただし、いちばん初めじゃないほうがいいと、USの複数のSEOエキスパートが言ってますね。
「審査の甘いクレジットカード」よりも、「解説! 審査の甘いクレジットカード」がいいということです。
これは、あなたが検証してみてくださいね。w
「title」タグにキーワードを詰め込むのは逆効果です。
短くコンパクトにまとめましょう。
繰り返しても、2回が適当じゃないかな。
一緒に使われるキーワードを重ねるのも、有効なテクニックです。
タイトルを、「審査の甘いクレジットカード比較ランキング」とすれば、
1.「審査の甘いクレジットカード比較ランキング」、
2.「審査の甘いクレジットカード比較」、
3.「審査の甘いクレジットカード」、
4.「クレジットカード比較ランキング」、
5.「クレジットカード比較」、
と5つのキーワードに対応できますよね。
これらの5つを別々に含めたら、かなり長いタイトルになって、キーワードの詰め込みすぎ、ともすればペナルティを食らうかもしれません。
●metaタグ
「metaタグ」は、たいした効果がなくなってますね。
でも、「meta description」タグは、サーチエンジンではなく人間に対するSEOに、効果があります。
「meta description」タグのコンテンツは、検索結果ページ(SERPs)に表示されるウェブページの簡単な説明に使われます。
だから、思わずクリックしたくなるような文章を書けば、自分より上位表示のサイトよりも、ユーザーをひきつけることができます。
「meta keywords」タグは、それこそ効果なしというのが定説になってますね。
ま、時間をかけずに簡単に設定するくらいでいいでしょう。
メインキーワードを含めるのはもちろん、スペルミスや類義語を加えてみてもいいですね。
「クレジッ“ド”カード」とか「キャッシュカード」とか。
キーワードは、「,(コンマ)」で区切りましょう。
●Hタグ
ヘッダータグの「h1」タグも、「title」タグと同様に重要なOn Page Optimizationですね。
「h1」にもキーワードを含めましょう。
でも、「title」タグとまったく同じだとナチュラルじゃないとして、サーチエンジンににらまれる可能性もあるので、似たような言い回しに変えたほうがいいですね。
h1タグは、1ページにひとつだけです。
「h2」タグや「h3」タグも、各段落の見出しとして使いましょう。
でもこちらは、どちらかというとビジターが記事を読みやすくする効果ですね。
サーチエンジンばかりではなく、訪問者のためのSEOも考慮してください。
●リストタグと強調タグ
リスト化の「ul」タグと、強調の「strong」タグも使いましょう。
こちらもどちらかというとビジターのためのSEOに近いですね。
読みやすくなります。
On Page Optimizationで大切なのは、titleタグ、metaタグ、hタグ・・・
とするよりも、
On Page Optimizationで大切なのは、以下です。
○titleタグ
○metaタグ
○hタグ
○・・・
のほうが、頭に入りやすいですよね。
「“ビジターのため”=“サーチエンジンが好む”」、これが「White Hat SEO」の基本です。
だから、文章も検索エンジン対策ばかりに気を取られずに、人間のユーザーを相手にした書き方にするのが長い目で見て、効果的なライティングと言えます。
On Page Optimizationには他にも
○サイト内のページの階層構造
○ページレイアウト
○ナビゲーション
○サイト内リンク
○サイトマップ
などありますが、今日は基本中の基本をお話しました。
あなたも自分のサイトを、もう一度確認してみてくださいね。