外部サイトへのリンク切れは修正すべきか? SEOへの悪影響は?

[レベル: 初級]

外部サイトへのリンクがリンク切れしている場合は修正したほうがいいのでしょうか?

2024 年 6 月の英語版オフィスアワーで取り上げられた質問です。
Gary Illyes(ゲイリー・イリース)氏が回答しました。

ユーザーにとって役立つなら修正すべき

イリース氏の回答は次のとおりです。

ユーザーにとって役立つと思われる壊れた外部リンクは修正すべきだ。でもサイトがマンモス、いやブロントサウルス並みに巨大化したら、すべてのリンクを修正するのは不可能だ。

変な例え(🦣🦕)が入り込んでいますがそれはスルーするとして、ユーザーが困惑するようなリンク切れであれば直したほうがいいでしょう。

ただしこの修正は、検索エンジンの評価を上げるためではなくユーザー体験を改善するためです。
リンクの参照先のページが関連しているからリンクしているわけです。
それなのにそのページに訪問できないとしたら、かえってユーザーは不快に感じるでしょう。

とはいえ、ページ数が多くなればなるほどリンク切れの特定や修正にかかる時間や労力が増えます。
サイトの規模が大きいほど困難です。

イリース氏の回答を踏まえて、外部サイトへのリンク切れの対処を僕なりにまとめるとこうなります。

  • アクセス数が多いページのリンク切れを優先して修正する
    • これはユーザー体験の改善のため
  • 規模が大きいサイトではすべて修正するのは難しいので、完璧を目指す必要はない
    • リンク切れが理由で検索エンジンの評価が下がることはない

なお、内部リンクのリンク切れはユーザー体験を損ねるという観点から、外部リンク同様に修正すべきです。
検索エンジン観点では、クロール対象の URL の発見と PageRank の受け渡し及びアンカーテキストの評価という面でも可能な限り修正したいところです。

#SEO #Google #外部リンク