[レベル:全員]
最近のアルゴリズム変更(パンダ)は質の悪いコンテンツにペナルティを与えると聞いているが、スクレイパーがオリジナルよりも上位に表示してしまいペナルティを与えられたとしたら、ウェブマスターは直接スクレイパーと戦うことに時間を費やしたほうがいいのか、それとも質の悪いコンテンツの改善に取り組むことに費やしたほうがいいのか?
ウェブマスターからの質問に対して、GoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏が回答しました。
自分のサイトのクオリティに集中したほうがいいだろうね、というのが僕からのアドバイスだ。
僕たちが最大限に努力しているにもかかわらず、Googleの検索結果にときどきスクレイパーが返されることがあるのは事実だ。程度の差こそあれスクレイパーをしばしば見ることがあるのは事実だ。でもスクレイパーに関係する問題を発見して修正するようにGoogleが取り組んできていることも、また事実なんだ。
エンジニアたちにスクレイパー問題に対して取り組ませているし、彼らはその取り組みを続けていくだろう。僕がとてもすごいと感じる、パイプライン(コンピュータで一連の処理を実行すること)におけるいい仕組みをいくつか実際に作れた。
考えてみてほしいんだけど、もしこの特定のアルゴリズム更新に影響を受けたとしたら、根本的な問題は、あなたのサイトが他のサイトほどにはクオリティの高いコンテンツを提供してないとGoogleが考えているということだ。
だから問題の根っこに集中することがいちばんやらなきゃいけないことになる。つまり確実に、最高のコンテンツを持てるように努力してそれをGoogleが見て評価できるように集中しなければならない。
そうすればスクレイパーのことはほとんど気にしなくていい。なぜかと言うとあなたのほうがずっといいことをやっているんだからね。
スクレイパー側のことについては僕たちは取り組みを続けていく。
パンダ・アップデートに影響を受けたかもしれない人たちにはクオリティの側にもっと主に集中することをアドバイスする。どうやったらコンテンツのクオリティを高めることができるかを考えてほしい。またクオリティが特に低いコンテンツや本当にまったく役に立たないコンテンツがあなたのサイト側にもしあったとしたら、そんなコンテンツを置いておかないようにするのは当たり前のことだ。
お役にたてたかな。頑張って。
パンダ・アップデートの煽りを受けて、コンテンツを無断でコピーしているスクレイパーがオリジナルの自分のサイトよりも上に来てしまってかつ自分のランキングが下がってしまった時はどうしたらいいのか、戦うべきかそれともパンダ・アップデートで低品質評価されたコンテンツを改善すべきかという質問に対するMatt Cutts氏からのアドバイスでした。
ひとことでまとめると、「スクレイパーと戦う暇があったらコンテンツの質を高めることに労力を費やせ、スクレイパー対策は僕たちに任せておけ」ということですね。
Matt Cuss氏(Google)の立場からしてみたら、スクレイパーと戦えとは言えませんよね。
自分たちがスクレイパーに対処する能力がないことを認めているようなものです。
とはいえ、コンテンツの質を高めて質の低いコンテンツを除去するというのは、これも当然のことです。
パンダ・アップデートが来ていようが来ていまいが、アルゴリズムがどう変わろうが、昔も今もこれからも徹底して追求していくべき取り組みですね。
あなたの貴重な“時間”と“お金”と“知恵”はコンテンツ作りに振り向けたほうが絶対に得策です。
永久に残る資産を作り上げましょう。
Matt Cutts氏のアドバイスは理想論に聞こえるかもしれないけれど決して放棄してはいけない正論です。
ただしその代わりに、スクレイパー問題はしっかり対処してほしいですけどね。w
P.S.
最後に書いたようなことを言うと、おまえが言っているようなことをやっていては上位表示はできないとあるスパムアフィリエイターにディスられることがあるんですが、僕はキミのようなブラックハットスパマーに向けてブログ記事を書いているわけではないので悪しからず。
でも悪口を言いつつ、きっと毎日訪問してくれているだろうことには感謝か?w