Google、モバイル画像検索に「似ている商品」機能を導入。ECサイトは売上げアップのチャンス

[レベル: 中級]

似ている商品をモバイル画像検索に表示する機能を Google は導入しました。

画像検索結果で、自分が今検索した商品と同じようなアイテムが売られているかどうかを写真を見ながらユーザーは探すことができます。

「似ている商品」セクション

ハンドバッグとサングラス、靴に関連したものを画像検索すると、「似ている商品」というセクションが出てきます。

似ている商品

「似ている商品」に掲載されいてる画像をどれかクリックすると、その商品の値段や在庫状況を知ることができます。

似ているサングラス

タップすれば、その商品を販売しているサイトにアクセスできます(気に入ればもちろん購入も)。

「似ている商品」は日本の画像検索でも利用できるようになっていますが、僕が調べた限りでは、掲載されるのは英語サイト(米国の EC サイト)だけでした。
日本のサイトはまだ対象になっていないのでしょうか?

Product 構造化データでマークアップ

「似ている商品」に掲載するには、schema.org/Product の構造化データでマークアップする必要があります。
仕様は、Google Developers サイトで説明されています。

といっても、新たな仕様ではありません。

今までにも使われていた Product(商品)用の構造化データです。
リッチスニペット向けに Product ですでにマークアップしていれば、追加の設定は不要です。

「似ている商品」の対象になっているのは、今のところはハンドバッグとサングラス、靴です。
そのほかのアパレル用品やホーム用品、ガーデニング用品にも今後数か月で導入していく予定とのことです。

サポートしているプラットフォームは、モバイルブラウザと Android 版の Google アプリです。
こちらも、より多くのプラットフォームを今後サポートしていくそうです。

昨年12月に、商品のリッチスニペットを画像検索に Google は導入しました。
「似ている商品」はこの拡張と言っていいかもしれません。

EC サイトは、販売しているアイテムを画像検索でも発見してもらう絶好の機会にしたいですね。
検索ユーザーの目を引く写真と Product 構造化データをしっかりと準備しておきましょう。