先週、米ラスベガスで開催されたPubCon 2009で、GoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏は、2010年に期待することとして、ウェブページの表示時間を検索順位を決める要因に取り入れたいと語ったそうです。
Google AdWordsでは、品質スコアにかかわる指標としてページの読み込み時間を、すでに加味しています。
Matt Cutts氏の発言は、通常のオーガニック検索のランキングにも読み込み時間がかかわってくることを示したものです。
Googleは、「SPDY」というウェブページの表示をスピードアップするプロトコルを発表しました。
SPDY対応のウェブサーバーとウェブクライアント(ブラウザ)を使うと、ページ読み込み速度が最高で64%短縮できたそうです。
夏に参加したSESサンノゼでも、Googleのスピーカーは表示時間は速いほうがいいと何度か強調していたのを覚えています。
Matt Cutts氏は、以前ビデオでページの読み込み時間は検索結果に影響を与えていないと言いつつも、「現状では」という条件を付け、ユーザーが望めばその限りではないしていました。
Googleは、ユーザーがより早い表示を求めていると認識していて、ロードタイムに注意を払っているみたいですね。
気になるのは、ページの表示速度がどの程度の影響を与えるのかです。
個人的には、微々たるもののような気がしますが。
ただ表示時間が遅いからと言ってマイナスになることはなく、表示時間が速いとプラスに働くようです。
ちなみに、ダニー(Danny Sullivan氏)は、「バカなことだ。速いとか遅いってどのくらいなんだ。速いのが質に関係するのか?」と、Twitterで文句を言っています。
もっともと言えばもっともかもしれません。
あなたは、どう思いますか?
【参照ソース】
- Site Speed, Google’s Next Ranking Factor (Search Engine Land)
- New & Interesting Insights Into Google Rankings & Spam from Pubcon (SEOmoz)
- Matt Cutts Gives More Caffeine Details, Talks Site Speed (WebProNews)