OpenAIの検索エンジン、SearchGPTのテスター現る。SearchGPTはどんな検索エンジンなのか?

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OpenAI が SearchGPT という検索プロダクトを先日発表しました。
現在は限られたユーザーを対象に試験公開している段階です。

Go Fish DigitalDan Hinckley(ダン・ヒンクリー)氏が初期アクセス権を得たとのことで、同僚の Chris Long(クリス・ロング)氏が初感を LinkedIn に投稿しました。

SearchGPT はどんな検索エンジンなのか?

ロング氏が、SearchGPT を使用して最も重要だと感じたのは次の 7 点です。

  • SearchGPT は非常にシンプルなインターフェースを採用している。3つのカラム(ナビゲーション、リンク、情報)があり、ファーストビュー内のコンテンツで重要な情報をより多く得ることができる
  • 現在のところ、広告はない。プロンプトを入力すると、インターフェース上で直接回答が得られる。もちろん、将来的には変更される可能性があるが、今のところ広告のない体験が提供されている
  • Google の AI Overview と比べて、引用元の提示が親切。左側のサイドバーには常に外部の引用元が表示される。また、コンテンツ自体に 5 つ以上の引用が見られることも非常に一般的。1~2 つの引用が検索結果の大部分を占める検索も多い
  • アフィリエイトサイトやアグリゲーターサイトが、AI 主導 の検索において支配的になるだろう。ソフトウェアや商品関連の検索では、個別の製品やランディングページではなく、リスト記事から情報を取得する。これらのリストに自分のサイトを含めることが、これまで以上に重要になる
  • Google と同様に SearchGPT は結果をローカライズする。「近くのレストラン」のような検索をすると、場所を指定しなくても自分の地域の結果が表示される
  • SearchGPT は、Googleの AI Overview よりも正確な答えを出し、ハルシネーションを起こしにくいようにみえる。以前 Google を誤らせたクエリで検索してみたが、正確な回答を SearchGPT は提供した
  • 高度な検索演算子を SearchGPT で使用できるのは興味深い。「site:」検索を実行すると、単一のソースからの結果のみを返す

SearchGPT に対するロング氏の印象は比較的ポジティブです。
将来的に SearchGPT が Google の脅威となる可能性は十分にあると感想を述べています。

ロング氏による LinkedIn 投稿を埋め込んでおきます。
SearchGPT の実際の実際の動きを映した動画も含まれています。

なお、SearchGPT の初期テストユーザーに選ばれた張本人のヒンクリー氏は、SearchGPT のさらなる詳細を多数のスクリーンショットとともにブログで共有しています。

Everything An SEO Should Know About SearchGPT by OpenAI

ヒンクリー氏、ロング氏ともに、SearchGPT に対するファーストインプレッションは悪くないようです。

試験公開は始まったばかりなので、UI 変更や機能変更がありうるので正式版は大きく異なっているかもしれません。
それでも、早く使ってみたいものです。

ちなみに、SearchGPT が Google に対抗できるかどうかという問題で、僕が個人的に気になるのは次の 2 点です。

  • Google ほどに、膨大な URL を確実に、高速にクロール/インデックスできるのか
  • The New York Times や WIRED など大手パブリッシャーを含む著名サイトがさっそく SearchGPT のクローラー (OAI-SearchBot) をrobots.txt でブロックし始めた

#SEO #SearchGPT #OpenAI