ちょうど1週間前に、僕のほとんどのAdwordsキャンペーンは、「Google Slaps(グーグル スラップ)」と呼ばれる、入札価格の異常なまでの高騰に見舞われました。
一時的な不具合であることを願っていたのですが、淡い願いは叶うことなく、広告の表示はストップしたままでした。
ところが、ちょっとしたことがきっかけで、Google Slaps以前と変わらない入札単価でキャンペーンを配信することができるようになりました。
現在は、常識的なクリック単価で広告を出稿できています。
僕がどうやって、Google Slapsを回避したか、その対処方法を紹介します。
僕の対処方法は、ランディングページ(アクセス先ページ)のドメインを変更したキャンペーンの新規作成です。
つまり、サイトを別のドメインに移しました。
たったこれだけです。
だけどキーワードの入札価格は、普通どおり、元に戻りました。
「登録キーワード」「広告文」「ランディングページのコンテンツ」は、Google Slapsを受けたキャンペーンとまったく同じです。
違うのは、URL(ドメイン)だけ。
不思議ですね。
でも、事実です。
複数のキャンペーンで確認しています。
新規のキャンペーンを作成しても、Google Slapsの被害を受けたドメインを指定すると、やはり高額な単価を要求されます。
AdWordsの品質スコア(QS:Quality Score)は、ランディングページのドメイン(の信頼性?)も見ているように思えます。
僕は、アドワーズ用に専用のドメインを使っていて、被害を受けたのは、そのドメインのサブディレクトリに1枚のペラページを置いているサイトがほとんどでした。
そのページたちを、別のドメインにコピーしただけです。
ドメインの信頼度が高いと品質スコアが上がるのか、
ドメインの信頼度が低いと品質スコアが下がるのか、
その両方なのかは、分かりませんが
ドメイン自体がQSの評価の1つの鍵を握っているのは、間違いなさそうです。
以前に、AdWordsでQSを上げるにはドメイン(の被リンク)が重要な要素になっている、という分析結果を投稿しました。
この実験結果を聞いたときは、「まさか」と信じていませんでしたが、今は信じています。
移動先のドメインは、期限切れで取得した中古ドメインです。(笑)
ランディングページには被リンクは付いていませんが、ドメイン全体には被リンクが付いてます。
Google Slapsの影響を受けていないキャンペーンには、自分で新規に取得した運用暦1年ほどのドメインがありました。
多いとはいませんが、被リンクは付いています。
しかし、運用暦が1年半以上でドメインに500本以上のリンクが付いているドメインでも、Google Slapsの影響を受けたキャンペーンもあります。
単に被リンクやドメインエイジだけの問題でもなさそうです。
理由はどうあれ、Google Slapsにやられた人は、ランディングページを別のドメインに変えるという方法を試してみてください。
回避できるかもしれません。
ただし、このGoogle Slaps対処策には問題もあります。
僕の場合、ランディングページはインデックスされていませんでした。
検索からではなく、アドワーズからだけのアクセス用に作っていたからです。
検索結果からのアクセスも想定しているなら、まったく同じコンテンツのページをコピーして作るのは、「複製コンテンツ」になってしまいますね。
どちらかのページが、検索結果から消える可能性が大きいです。
元のページを、新しいページに「301リダイレクト」するなんていう強引な技も考えられますが、評価の低さも引き継いでしまうかもしれません。
とにかく僕のアドワーズキャンペーンは、今は無事に走ってます。
連休は今日が最終日ですが、稼ぎ時に間に合ってよかったです。w