Google、ウェブマスターツールの「構造化データ」にエラーレポートを追加

[対象: 上級]

Googleウェブマスターツールの「構造化データ」ダッシュボードにエラーレポートの項目が加わりました。

申請した一部のユーザーを対象に、6月からベータ版として提供していた機能の正式公開になります。

構造化データのエラーを確認

1. 「構造化データ」ダッシュボードでチェック

「構造化データ」ダッシュボードにアクセスすると「エラーが発生したアイテム」の項目が見えます。

構造化データダッシュボードのエラー通知

ここに出てくるのは最上位の構造化データ要素で、ネストしたものは含まれません。

なおデータを処理するパイプラインを更新したため、データ数の推移を時系列で示すグラフの数値が初めのうちは少なくなっているかもしれないとのことです(僕の場合、一部のタイプの構造化データの数が著しく減っていました)。

2. 構造化データのタイプごとにチェック

個々の構造化データごとに状態を確認できます。
複数の種類のエラーが発生していると、そのエラーごとにフィルタリングもできます。

個別の構造化データのエラー

3. エラーが発生したURLをチェック

エラーが検出されたURLを選択すると詳細を確認できます。

構造化データエラーの詳細

僕のこのエラーは、サードパーティ製のツールを使ったツイートの埋め込みに発生しているようです(どうでもいいので無視します)。

検出した日の状態でエラーがレポートされます。
修正が済んでもすぐには反映されません。

この画面から構造化データテストツールを直接実行し、現在の状態がどうなっているかを診断できます。

「ライブデータをテスト」構造化データテストツールを実行

構造化データの実装は必須です。

自分が設定した構造化データがGoogleに正しく認識されていることを確実にするために、「構造化データ」ダッシュボードにエラーが出現していないかを定期的にチェックするといいでしょう。
エラーが認められたならすみやかに修正しましょう。

P.S.
エラーレポートをベータテスターとして半年前から見ることができていたのをすっかり忘れていました。
「なんで今頃になって?」と思ったら、全員が使えているわけではなかったんですね。