Googleウェブマスターツールの外部リンク・内部リンクの分類変更はアルゴリズムには影響なし

[レベル:全員]

Googleウェブマスターツールで、外部リンクと内部リンクの分け方に変更が行われたことを先週解説しました。

ウェブ検索のアルゴリズムにおいてもサブドメインの扱いに変更があったと考える人もいたようですが、記事に追記したように今回の変更はウェブマスターツールのレポート表示に限った話です。

アルゴリズムに影響を及ぼすものではありません。

僕は、GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏にビデオチャットで直接聞いたのですが、別のGoogle社員、Pierre Far(ピエール・ファー)氏がGoogel+の投稿で同じことをコメントしました。

Dear webmasters: A lot of people have seen the recent announcement about the recent reorganization of backlinks in Webmaster Tools and are saying it’s a reflection of a new way that Google handles links for ranking purposes.

Wrong.

This change is only for how Webmaster Tools displays link data to help webmasters understand their links a bit better. The most common use case is for links to both www and non-www versions of the same site, even if these two different hostnames are canonicalized correctly. Previously, Webmaster Tools considered the links to each separately even though webmasters (and everyone else) considered them to be the same site. That situation was not ideal and so this change helps simplify things quite a bit.

Are we clear now?

長いので訳しませんが、要はそういうことです。

ウェブマスターツールで、サブドメインからのリンクを外部リンクではなく内部リンクに含めるように変えたのは、その方が適切だろうという判断と、これまで数多く寄せられていたユーザーからのリクエストに応えるためです。

よくある例としてファー氏が出しているのは、wwwありとwwwなしが正規化されていたとしても外部リンクとして表示されていたことです。
僕のレポートでも事実そうなっていました。
これは外部リンクではなく内部リンクとして処理すべきですよね。

サイト管理者が同じサイトだと認識しているはずのサブドメインから張られているリンクはウェブマスターツールのレポートでも内部リンクとして考る、というのが今回の分類変更の目的になります。

検索順位を決めるアルゴリズムとは関係ありません。