およそ1か月半後に、多くのサイトを Google はモバイル ファースト インデックスに移行するとのこと。米オースティンで開催された PubCon でゲイリー・イリェーシュ氏が明らかにした。多くはないが、移行はすでに始まっておりモバイル版 Googlebot が活発化したかどうかで確認できそうだ。
モバイル ファースト インデックス (MFI)
Googleのモバイルファーストインデックス、今はどんな状況?導入に向けて必要な対応まとめ
モバイル ファースト インデックス導入に向けての現在の状況をウェブマスター向け公式ブログで Google が説明した。サイト管理者として必要な対応にも触れている。この記事では要点を簡潔にまとめる。
Googleのモバイルファーストインデックスに切り替わったかどうかを知るにはログファイルが役立つ
管理しているサイトがモバイル ファースト インデックスへ移行したのかどうかを調べる方法として、ログファイルの監視を Google のジョン・ミューラー氏は推奨した。ログファイルを見て、スマートフォン版 Googlebot の活動量が PC 版 Googlebot の活動量を逆転し上回っているようであれば、MFI に切り替わっている可能性が濃厚。
MFI後のhreflangの仕様が確定か? AMP対応サイトのhreflangは公式ドキュメントが解説
別々の URL 構成のモバイルサイトにおけるモバイル ファースト インデックス導入後の hreflang の設定が確定した模様。AMP 対応している場合の hreflang の仕様も正式公開された。
MFI導入後のhreflang設定が変更に、これが最終確定になるのか?
モバイル ファースト インデックスの導入に際し、別々の URL 構成を採用しているモバイルサイトでの hreflang 要素の仕様を Google は変更したようだ。モバイル向けページはモバイル向けページ同士で、PC 向けページは PC 向けページ同士で、hreflang を構成し合う。果たしてこれがファイナルなるのだろうか?
モバイルファーストインデックスは依然として開発途中、実検索でのテストは限定的
Google の ジョン・ミューラー がモバイルファーストインデックスの現状についてコメントした。MFI は依然として開発の途中。実際の検索でのテストが行われている可能性はあるが、ごく限られた小さな範囲にとどまるとのこと。
Googleモバイルファーストインデックスはページ単位で切り替わる、オプトイン/アウトはサイト単位の申請 #GoogleDanceTokyo
「モバイル ファースト インデックスはページ単位で切り替わっていく。しかしオプトインまたはオプトアウトはサイト単位で申請する。」、Google Dance Tokyo 2017 の Q & A セッションでゲイリー・イリェーシュ氏はこのようにコメントした。
Googleモバイルファーストインデックスの導入時期はいまだ決定せず、段階的な導入を検討 #inhouseseo
MFIの導入時期はまだ決定してない。準備ができたサイトから段階的に導入していく案が濃厚。Google のゲイリー・イリェーシュ氏が来日時のイベントでコメントした。
Googleモバイルファーストインデックス後はレスポンシブが唯一の選択肢か? #inhouseseo
Google のゲイリー・イリェーシュ氏は、8月22日に開催された ISM Spin-off #2 で、このようにレスポンシブ ウェブ デザインをかつてないほどに推奨した。これまでは、「動的な配信」と「別々の URL」を含めた3つのモバイル構成のどれを選択しても構わないと言っていたが方針を変え、レスポンシブ ウェブ デザイン1本に絞った。
モバイル向けページの画像にはalt属性を必ず設定すること。MFIへの切り替えで検索順位に悪影響が出る可能性あり
導入時期が依然として不透明なモバイル ファースト インデックスだが、導入に備えて確実に必要になる対処がいくつかある。そのうちの1つが alt 属性だ。モバイル向けページで alt 属性 をもし省略しているなら、今すぐにでも設定する必要がある。ひとたびモバイル ファースト インデックスへの切り替えが実行されれば、検索結果、特に画像検索結果に悪い影響が出るかもしれない。