TV番組で、お世辞にもきれいとは言えない、それどころかブサ○クな女性がプロのメークアップアーティストに化粧をしてもらったら、見違えるほどの美人に化けてしまった、なんていう企画がよくありますよね。
あるいは反対に、付き合い始めたばかりの自慢の美人彼女が化粧を落とした素顔を、初めて見て絶句してしまった、なんていう経験のある人もいるかもしれません。(笑)
あなたのサイトも同じように、見た目をだます(?)ことができます。
画像やフラッシュで訪問者を釘付けにするように華やかなサイトが、たくさんありますよね。
これは人間のユーザーを対象にしたものです。
機械であるサーチエンジンのロボットにはどのように見えているのでしょう?
今日は、あなたのサイトのメークをきれいさっぱりクレンジングして、生の顔を見る方法をお伝えします。
といっても、目的はサイトの診断です。
自分のサイトのコンテンツが、Googleのロボットに正しく見てもらえてるかどうか確かめるのに利用してみてください。
どうやるかというと、「テキストのみキャッシュ」を調べます。
「テキストのみキャッシュ」とは、画像が含まれず、スタイルシートも無視した、文字だけのまさしく「素」の状態のキャッシュです。
Googleのキャッシュ表示の方法は分かりますよね。
検索結果表示で、「キャッシュ」のリンクをクリックします。
Googleツールバーをインストールしていれば、もっと簡単です。
PageRankバーの右にある小さな下向き三角をクリックすると、閲覧しているページのキャッシュを表示できます。
それでは、通常のキャッシュを見てみましょう。
上のキャプチャ画像は、この海外SEO情報ブログのトップページのキャッシュです(2008年5月2日04:55に取得)です。
普段見慣れているページと何ら変わりありません。
では、余計なものを取り払ってテキストだけにしてみましょう。
キャッシュ画面の上にある説明文の
「テキストのみのキャッシュ ページをご覧になるには、ここをクリックしてください。」
というリンクをクリックします。
次のURLでダイレクトに調べることもできます。
http://www.google.co.jp/search?q=
cache:http://www.yourdomain.co.jp/&hl=ja&rls=&strip=1
※赤文字は調べたいウェブページのURL
すると、「アンタどこの誰?」というような、とてもプレーンなウェブページが表示されます。
スッキリしているとも言えるし、素じゃ見れたもんじゃないとも言えます。(笑)
冗談はさておき、大切なのはすべての文字コンテンツが正しく表示されているかどうかです。
最近のブラウザは性能が良くなっていて、HTMLのタグの打ち間違いがあっても修正して表示してくれます。
しかし、Googleのロボットはそんな親切なことはしてくれません。
終了タグがなかったりして、途中からコンテンツが消えてしまっていたらエライことです。
人間には見えてるのに、Googleには見えていません。
検索エンジンからのアクセスを求めているなら、悲惨な状態です。
また、FlashやJavascriptを利用しているときも、Googleに認識されていません(今はGoogleはFlashやJavascriptを、それなりに読めるようになっているらしい)。
自分の表現したいテキストが、きちんとGoogleに読み取ってもらえているでしょうか。
逆にテキストキャッシュで見てみたら、キーワードが1か所に集中していて、検索エンジンににらまれそうだなんていうことがあるかもしれません。
このテキストのみキャッシュは、自分のサイトの診断だけではなくライバルサイトの分析にも使えそうですね。
余計なグラフィックや文字装飾を取り除くことで、何が書かれているのかをつぶさに調査できます。
GWに出かける予定がなく時間を持て余してる人は、テキストのみキャッシュで自分のサイト診断をしてみるのもいいでしょう。
あなたのサイトは、すっぴんでも勝負できそうですか?