「Googleレンズ」と「かこって検索」が機能拡張、ナレッジパネルやウェブ検索結果も提供する

[レベル: 上級]

Google レンズと Circle to Search(日本語名:かこって検索)の機能を数か月にわたって Google は拡張しています。

画像検索やレンズなどのプロダクトのエンジニアチームを率いている Google 副社長の Rajan Patel(ラジャン・パテル)氏が X で紹介しました。

ワクワクするお知らせがあります。ここ数か月、レンズと Circle to Search で得られる検索結果を大幅に拡充してきました。画像の一致だけでなく、ナレッジグラフからのリンクや情報、AI Overview など、より多様な情報をお届けします。

より充実した視覚検索

ランドマークなどの画像で検索すると、まるで名称をテキストで直接検索したかのように、その場所に関するナレッジパネルやウェブサイトへのリンクが表示されます。

デモの動画は、自由の女神を Google で検索したシーンです。
まずナレッジパネルが表示され、次に関連する画像、そして自由の女神に関連するウェブページの検索結果が続きます。
従来は、関連画像だけでした。

被写体が何か(技術的にはどんな「エンティティ」なのか)を理解し関連する情報をより多く提供するようになります。

今後、この機能はさらに多くのカテゴリに拡大予定です。

便利なフィルタ機能

テキスト検索と同様に、視覚検索でも、さまざまなコンテンツタイプを絞り込むフィルタ機能が間もなく登場します。
これにより、探している情報をより簡単に見つけることができるようになります。

トラフィック獲得の機会が増える

パテル氏は、こうした機能改良について次のようにもコメントしています。

表示する検索結果の種類が増えることで、より多くのウェブサイトが、視覚的な質問に対する最適な情報を持ち、クリックされる機会を得ることができます。また、これまで以上に幅広い質問に対応できるようになります。

Google によれば、Circle to Search は現在、1 億のデバイスで利用可能とのことです。
全員が全員使っているわけではないとしても、膨大な数のユーザーが利用できる状況にあることは確かです。
僕自身も頻繁ではないけれど、便利に利用する場面があります。

Google レンズや Circle to Search が新たなトラフィック獲得源になることを期待します。