[レベル: 上級]
Google レンズと Circle to Search(日本語名:かこって検索)の機能を数か月にわたって Google は拡張しています。
画像検索やレンズなどのプロダクトのエンジニアチームを率いている Google 副社長の Rajan Patel(ラジャン・パテル)氏が X で紹介しました。
ワクワクするお知らせがあります。ここ数か月、レンズと Circle to Search で得られる検索結果を大幅に拡充してきました。画像の一致だけでなく、ナレッジグラフからのリンクや情報、AI Overview など、より多様な情報をお届けします。
We’re working on something I’m really excited about … over the last few months, we’ve been expanding the type of results you can get with Lens & Circle to Search – going beyond visual matches to include things like more links & facts from Knowledge Graph as well as AI Overviews
— Rajan Patel (@rajanpatel) May 20, 2024
より充実した視覚検索
ランドマークなどの画像で検索すると、まるで名称をテキストで直接検索したかのように、その場所に関するナレッジパネルやウェブサイトへのリンクが表示されます。
For example, if you search for a photo of a landmark with Lens, the results now include a knowledge panel and web links about that place, as though you had searched for the name of the building itself. Over time, we’ll bring these richer results to more categories. pic.twitter.com/WSvNTfMMQ1
— Rajan Patel (@rajanpatel) May 20, 2024
デモの動画は、自由の女神を Google で検索したシーンです。
まずナレッジパネルが表示され、次に関連する画像、そして自由の女神に関連するウェブページの検索結果が続きます。
従来は、関連画像だけでした。
被写体が何か(技術的にはどんな「エンティティ」なのか)を理解し関連する情報をより多く提供するようになります。
今後、この機能はさらに多くのカテゴリに拡大予定です。
便利なフィルタ機能
テキスト検索と同様に、視覚検索でも、さまざまなコンテンツタイプを絞り込むフィルタ機能が間もなく登場します。
これにより、探している情報をより簡単に見つけることができるようになります。
In the weeks ahead, you’ll see more updates to visual query results, including helpful filters for different types of content, similar to what you already get on Search for text queries.
— Rajan Patel (@rajanpatel) May 20, 2024
トラフィック獲得の機会が増える
パテル氏は、こうした機能改良について次のようにもコメントしています。
表示する検索結果の種類が増えることで、より多くのウェブサイトが、視覚的な質問に対する最適な情報を持ち、クリックされる機会を得ることができます。また、これまで以上に幅広い質問に対応できるようになります。
These changes are part of our ongoing work to bring the helpfulness of AI into Search, allowing us to better understand what’s shown in an image and then using that context to bring you more relevant results.
— Rajan Patel (@rajanpatel) May 20, 2024
Google によれば、Circle to Search は現在、1 億のデバイスで利用可能とのことです。
全員が全員使っているわけではないとしても、膨大な数のユーザーが利用できる状況にあることは確かです。
僕自身も頻繁ではないけれど、便利に利用する場面があります。
Google レンズや Circle to Search が新たなトラフィック獲得源になることを期待します。