Bingウェブマスターツールに3つの新機能

[レベル: 上級]

Bing ウェブマスターツールに 3 つの機能改良が加わりました。

推奨の導入
検索パフォーマンスの期間が最長 16 か月
Copilot の組み込み

推奨の導入

サイト改善のためのヒントを提供する「Recommendation（推奨）」機能が導入されました。

ウェブマスターツールのホームには、優先度が高い推奨が「Top Recommendations」として提示されます。

僕のブログでは次の 2 項目が優先度高の推奨として挙げられていました。

Index Now で簡単な5分間のセットアップをするだけで検索エンジンでサイトの可視性がどのように向上するかご確認ください

Meta descriptions on many pages are too short. Lengthen to provide better context.

サイドバーメニューの「Recommendations」からは、サイト内で検出された改善提案をすべて確認できます。

僕のブログでは次の 6 個のエラーが推奨として指摘されていました。

Index Now が採用されていません

ページに複数の <h1> タグが存在しています。

Meta descriptions on many of your pages are too short.

<img > タグでALT 属性が定義されていません。

HTML の評価サイズが125KBを超えるものと予想されるため、完全にキャッシュされない可能性があります。

各項目を選択すると詳細を調べられます。
alt 属性がない画像が存在するページと改善策を示しています。

Bimg ウェブマスターツールの Recommendation は、Google Search Console に先日導入された「推奨」と類似した機能です。
一部日本語に訳されてない部分があるものの、提案内容としては Bing ウェブマスターツールの方が具体的な説明と対処策が提示されており実用的に感じます。
Google Search Console は問題ではないものを問題として提示し、しかも具体的なアクションに繋げられるアドバイスを与えてくれません。

検索パフォーマンスの期間が最長 16 か月

検索パフォーマンスレポートの期間が最長で 16 か月に伸びました。
より長い期間のデータを分析できます。

Google Search Console はかなり前から 16 か月です。

Copilot の組み込み

Bing ウェブマスターツールに Copilot が組み込まれます。

検索トラフィックの変化を分析させたり、サイトマップ送信の方法を質問できたりします。

Copilot 連携はまだ導入されていません。
一部のユーザーを対象に試験公開が始まったばかりです。

先週参加した Pubcon で、Bing 検索のプリンシパルプロダクトマネージャの Fabrice Canel 氏が、この新機能について紹介し、早期テスターを募集しました。

申し込んので、利用できるようになったらどんなふうなのかを共有します。

Bing ウェブマスターツールには、Google Search Console に劣らない便利な機能がそろっています。
残念なのは、Bing 検索のシェアが小さいため、多くのサイトでは Bing 検索の SEO にコストを割く価値が低いことでしょうか。
それでも、どの検索エンジンにも適用できる一般的な SEO 改善に役立つ機能もたくさんあります。
ときおり、Bing ウェブマスターツールも覗いてみてください。

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