強すぎるホームページはロングテールの敵

今日は、ロングテールキーワードでの順位を上げようとして失敗したSEOを紹介します。

WebmasterWorldのメンバーの1人は、あるロングテールキーワードでGoogle上位表示を達成してる個別ページを持っていました。

さらに最適化を施す目論みで、ホームページ(トップページ)からロングテールキーワードをアンカーテキストに含め、対象の個別ページにリンクを貼りました。
また、ホームページにメインキーワードをいくつか追加しました。

その結果どうなったかというと、順位を上げたかった個別ページが検索結果から消え、代わりにホームページが検索結果に表示されるようになってしまったのです。

本人としては個別記事をよりSERPの上位に出したいし、そのほうがユーザーにとっても適切です。

何が原因で、どう対処すればいいのでしょう。

フォーラムアドミニストレータのtedster氏によれば、こういった現象はしばしば発生するようです。
アンカーテキストとして使ったキーフレーズが内部要因として働き、Googleはホームページあるいは構造的にトップに近いページを、検索結果に表示する傾向にあるからです。

考えられる対処法は2つ。

  1. ホームページからのリンクのアンカーテキストを変える。リンクジュース(PageRank)は依然として渡せる、ただアンカーテキストの効力はなくなる。
  2. 順位を上げたい個別ページにバックリンクを集めて、そのページ自体のPageRankを上げる。

個人的には、2番目を採用したいですね。
順位を上げたい個別ページに比べてホームページがあまりにも強すぎるから、キーワードを載せただけでホームページが勝ってしまうんじゃないでしょうか。

個別ページにもバックリンクを当てて増強すれば、「ホームページ+個別ページ」でインデント表示されるダブルリスティングも期待できます。

ちなみに同一サイトではなく、別のサイトでもリンク元のページが上に来てしまう現象を経験したことがあります。

自作自演で(笑)、サテライトサイトからメインサイトにバックリンクを張ったら、サテライトサイトのほうが上位に来てしまうんです。

サテライトサイトのドメイン(海外の無料ブログや中古ドメインを利用)が評価されたからだろうと、推測しています。