[レベル: 上級]
ローカルナレッジパネルの「人気スポットリスト」機能が一般公開されました。
人気スポットリストとは、ウェブ上で公開されているおすすめリストに企業や店舗が掲載されているときに、その掲載元ページをローカルナレッジパネルで紹介する機能です。
おすすめリストというのは、たとえば「ラスベガスのおすすめステーキハウス トップ 10」や「ミラノで絶対に行きたいおしゃれカフェ」のようなおすすめをリストアップしたコンテンツです。
人気スポットリストはモバイル検索で見ることができます。
おすすめリストをローカルナレッジパネルに掲載
こちらは、シアトルにある Shiro’s Sushi というお寿司屋さんのローカルナレッジパネルです。
ON THESE LISTS という見出しのセクションにこのお寿司屋を紹介している記事の一覧が並んでいます)。
人気スポットには、上位 3 記事が掲載されます。
トップの記事は、Hoodline が公開している “The 5 best Japanese spots in Seattle” というおすすめの日本食レストランを 5 店紹介する記事です。
ほかにもおすすめリスト記事があるときは、“○ more lists” をタップするとすべてのおすすめリスト記事を見ることができます。
ベータ版から正式公開へ
人気スポットリストは、もともとは、「Top Places List」という名称で構造化データのデベロッパーサイトで試験公開されていた機能です。
デベロッパーサイトでの解説ページが削除され、ヘルプページとして一般公開されました。
一般公開されたのは 9 月中旬です。
日本語ページも公開されていますが、僕が調べた限りでは米 Google (google.com) の英語の検索でしか人気スポットリストは出てきませんでした(なので、日本語名の「人気スポットリスト」ではなく英語名の「Top Places List」と今は呼ぶべきかもしれません)。
人気スポットリストに掲載される条件
日本でも人気スポットリスト機能が導入されるかどうかはわかりませんが、導入されるとしたら気になるのは人気スポットリストに掲載される条件でしょう。
人気スポットリストに掲載されれば、そのビジネスのローカルナレッジパネルからトラフィックを獲得できます。
ヘルプに掲載条件が書かれています。
- リストは、コンテンツ プロバイダが独立した立場で厳選した、偽りのない情報であり、スポンサー付きの情報を含んでいない。
- リストの文章が、データや自動化された指標を使って定型化されたものではない。
- リストに下品な言葉や不適切であると思われる言葉が使用されていない。
特別なことはなくて、ごく一般的な内容です。
先に触れたように、構造化データのデベロッパーサイトで解説があった機能ですが、構造化データは要件ではありません。
掲載されているおすすめリスト記事を調べても構造化データの共通点はなかったので、本当に関係ないようです。
レストランや観光スポットをテーマにしたおすすめリストのコンテンツを公開しているサイトは多いかと思います。
そうしたサイトにとっては、人気スポットリストは導入が楽しみな機能になりそうです。
導入に備えて、内容を点検しておくといいかもしれません。
もし条件にそぐわないところがあれば修正しておきましょう。