[レベル: 上級]
Twitter は、外部リンクに設定していた nofollow 属性を外したようです。
a タグから nofollow が消えている
ソースコードを見ると、リンクの <a> タグに rel="nofollow" が付いていません。
付いているのは rel="noopner noreferrer" です。
上のソースコードは Chrome ブラウザでレンダリングした状態ですが、リッチリザルト テストで Googlebot がレンダリングした状態のソースコードでも nofollow は付いていません。
同じ rel="noopner noreferrer" です。
つまり、nofollow なしのリンクとして Google にも認識されています。
Wayback Machine でさかのぼって、以前のリンクを見ると nofollow が付いています。
rel="nofollow noopner" になっていました。
Wayback Machine が付けたものではありません。
5 月 20 日前後に変更があったようです。
意図的？ 事故？
リンクから nofollow を外した理由は不明です。
今のところ、この件に関して Twitter からのコメントを得た人はいないようです。
どんな意図があるのでしょうか？
ひょっとしたら、開発側のミスではないかとも疑えそうです。
以前は rel="nofollow noopner" でした。
現在は rel="noopner noreferrer" です。
noreferrer を追加することになり、nofollow の削除までは本当は必要ないのに、誤って削除して、noreferrer を付けてしまったということはないですかね？
コードを編集したデベロッパーが nofollow の意味・目的を知らなかったとか。
「なんだこの属性は？ いらねんじゃね？」みたいな感じで。
いずれにしても、nofollow 削除の理由を知りたいものです。
Google はどう処理するのか？
nofollow が付いていないということは、理論的には、検索エンジンの評価の対象になります。
PageRank をリンク先ページに渡し、アンカーテキストもランキングに与える要因です。
通常のリンクとして Google は扱うのでしょうか？
Google からのコメントも今のところは出ていないようです。
いくら nofollow が付いていないからといっても、Twitter に現れるリンクをすべて無条件で評価対象にするとも思えないのですが、どうなるのかはわかりません。
もし普通に評価してしまうとしたら、リンク獲得を狙ったスパムの温床にもなりえます。
続報が入ったらお伝えします。
【UPDATE (2022/7/1)】
再度 nofollow がリンクが付くようになりました。
詳細はこちらの記事で。
[H/T] Chris Silver Smith