[対象: 中〜上級]
Googleは、ウェブマスターツールの「検索クエリ」に以下の2つの改善を実行しました。
- データを1の位までレポート
- モバイル向け別サイトの詳細なレポート
データを1の位までレポート
これまでは、検索クエリの表示回数やクリック数は端数処理され、たとえば1,000や600のように丸められた数値でレポートに出ていました。
改善により、1桁単位の細かな数値を知ることができます。
丸められていない、1桁までの細かな数値データを手にできるのはありがたいですね。
特に、検索の完全SSL化によりアクセス解析ツールで検索キーワードを取得できなくなった現在では最も頼れるのがウェブマスターツールの検索クエリなので、なおさらです。
モバイル向け別サイトの詳細なレポート
PCとは別のURLでモバイル向けサイトを構築することができます。
この構成を選択している場合、別URLのモバイル向けサイトの検索クエリを「モバイル」でフィルタした際のデータ表示に次の改良が加わりました。
- モバイルブラウザでモバイル向けサイトが表示された回数
- リダイレクトスキップ (Skip Redirect) が適用されたクエリ
2つ目の改良以前は、リダイレクトスキップが適用されたURLでもPCのURLの表示回数と一緒にウェブマスターツールはレポートしていました。
現在は、表示回数とクリック、CTRはモバイル向けサイトだけのデータになっています。
モバイル向けサイトのレポートの改善は、2013年12月31日以降から有効です(上で見せたスクリーンショットに、「過去の上位検索クエリ データの改善(13/12/31 適用)」という表示が見えます)。
モバイル向けサイトに絞った詳細なデータを検索クエリレポートで入手できるようになり、スマートフォンからのトラフィック状況の分析に役立てられます。
別ドメイン運用であっても、モバイル向けサイトを忘れずにウェブマスターツールに登録しておきましょう。