ユニバーサルサーチの調査をしていて、本当に検索結果にビデオが増えてきて、VSEOへの早期取り組みがよりいっそうポイントになってきそうだなと実感していました。
そんなおり、digital inspirationが、動画に埋め尽くされたGoogleのSERPを見せてくれました。
「Matt Foley」をGoogle.com検索すると、冒頭のキャプチャのように動画がわんさかと出てきます。
(Matt Foleyは、アメリカのコメディ番組に登場する司祭とのこと)
ある意味、怖い。(笑)
WebmasterWorldでも、Googleが今後、ビデオを検索結果にプッシュアップしてきそうだというスレッドがたっています。
アドミニストレータのtedster氏曰く、
So many people find reading difficult – especially online but even otherwise – that I’m pretty sure we’ll see a push to more video results in the near future. As long as the end users click and watch, it will keep increasing.
“実に多くの人が、特にオンラインで、読むのを面倒くさがっている。たとえそうじゃないとしても、近い将来ビデオの結果が上昇してくるのは間違いない。エンドユーザーがクリックして観る限りは、増え続けるだろう。”
あなたも、検索結果にビデオを見ることが多くなっているのに気付いていませんか?
そこで、ビデオによるアクセスアップに役立つ(かもしれない)2つの技をお伝えします。
#1 『アノテーション』
ひとつは、「アノテーション(annotation)」の利用です。
「アノテーション」とは、動画に挿入するコメントで、補足情報を文字で表示できます。
10e20 Blogによると、アノテーションを上手に使うとサイトへのトラフィックを大きく伸ばすことができるそうです。
理由はいくつかあって、たとえば次のようなメリットがあります。
- アノテーションにサイトのURLを掲載できる(※YouTubeビデオには直接リンクを張れない)
- 所在地や電話番号を伝えられる
- 商品やサービスの詳細を補足できる
- 特定の再生場所で特定のコメントを挿入できる
- 他の関連するコンテンツをPRできる
- アドレスを載せておけば、自サイト以外に掲載されても認知度が高まる
Youtubeの動画アノテーションの詳しい使い方は、ヘルプをご覧ください。
tedster氏は、ユーザーは読むのを面倒に感じているといっていますが、動画の中に表示されたらいやでも目に入りますね。
#2 『高画質再生』
ビデオのURLに、あるパラメータを付けると“超”高解像度で再生できます。
そのパラメータとは「&fmt=22」です。
URLの末尾に「&fmt=22」をくっ付けます。
サンプルがアップロードされているので観てみてください。
フルスクリーンで再生すると、普通のTV、というかそれ以上に美しいです。
ただし、HDに対応する動画をアップロードする必要があります。
また、回線が細かったりPCのスペックが低かったりすると、カクカク再生してかえって観づらくなります。
画質が悪くて不満に感じるビデオがあったりしますが(無料で観れるので文句は言えませんが)、高画質で自分の商品・サービスをプロモーションできれば、より訴求力が増すのではないでしょうか。
(「&fmt=22」パラメータは、純粋に他のユーザーがアップした動画を高画質で楽しむのにも使えます)
ビデオをうまく活用すれば、SMO効果も狙えます。
被リンク偏重のSEOに頼らない、ビデオ利用によるアクセスアップは、今後欠かせなくなると思いませんか?