[レベル: 上級]
ChatGPT がにわかに盛り上がり、SEO への利用を始めた人も出てきているようです。
使い方によっては、ChatGPT はとても有用なツールになります。
利用に際して僕から 1 つアドバイスするとしたら、どうしてその回答を出したのかもついでに ChatGPT に聞くことを推奨します。
信頼性を確かめるためにソースを尋ねる
ChatGPT で情報を探すときにはソースも一緒に尋ねるようにしましょう。
回答の信頼性を確かめるためです。
次のような一言を追加します。
- ソースも教えて
- 情報源も示して
- URL も提示して
必ずしも ChatGPT が信頼性がある情報源をもとに回答を返すとは限りません。
東京で最も利用者数が多い駅を「東京駅」だと ChatGPT は回答しています。
しかし、参照先の JR 東日本のサイトを確認すると 1 位は新宿駅です。
東京駅は 4 位です。
聞き方によっては、2017 年(平成 29 年)のデータをもとにしていると ChatGPT は回答してきます。
答えが間違っているのは情報が古いことが原因かとも疑わせますが、2017 年でも東京駅は 1 位ではありません。
また、JR 東日本のサイトでは、おそらく JR 線の利用者しかカウントしていないはずです。
私鉄だけの利用者は含まれていないでしょう。
質問は東京駅全体の利用者を問うています。
適切な回答ではありません。
ChatGPT の回答を鵜呑みにしてはいけない理由がわかりますね。
ChatGPT に情報を求めるときは、併せてソースも必ず提示させましょう。
回答した理由を尋ねる
ChatGPT はコンテンツのアイディア出しに役立ちます。
どうしてそのアイディアを思い付いたかの理由も一緒に尋ねます。
なぜそのアイディアを提案したかを知ることは、コンテンツの補強や修正のヒントになるからです。
ChatGPT の回答の意図を知ることは、コンテンツに含める情報の補強や修正、さらに別のトピックを思い付く手助けになることもあるでしょう。
ChatGPT(やそのほかのチャット AI)にコンテンツ作成を丸投げするには、まだ時期が早すぎます。
それでも、コンテンツのアイディア出しには十分なサポートツールになります。
あなたも、いろいろな使い方を模索してみてください。