サイトをモバイル対応した後に知っておくと便利な2つのTIPS

[レベル: 初級]

ウェブサイトをモバイル対応させたときに知っておくとちょっとだけ便利な情報を2つ、この記事では紹介します。

site:で「スマホ対応」ラベルをチェック

Googleが定めたスマートフォン対応の条件をすべて満たすと、モバイル検索結果に「スマホ対応」のラベルが付きます。

「モバイルフレンドリー テスト」ツールを使えば、条件を満たしているかどうかは調べられます。
ところがモバイル検索で「スマホ対応」のラベルが実際に付いているかどうかまでは調べられません。

しかし、自分のサイトを対象に「site:」コマンドをモバイル検索で実行すれば簡単に確かめられます。

こちらは、すべてに「スマホ対応」ラベルが付いています。
site:yahoo.co.jpのモバイル検索結果

こちらは、「スマホ対応」ラベルが付いていないページがあります。
site:www.amazon.co.jpのモバイル検索結果

自分のサイトのページが表示されるようなワードで検索するよりも、「site:」のほうが多くのページをまとめて調べられます

スマホ対応が完了したあとは、検索結果に正しく反映されているかどうかをモバイル検索の「site:」でチェックしましょう。

再クロール・再インデックスでスマホ対応の変更を認識

モバイル対応できていないサイトには、「モバイル ユーザビリティ上の問題が検出されました」という警告メールがGoogleから届きます。

「モバイル ユーザビリティ上の問題が検出されました」の警告メール

スマホ対応を済ませたあとは、特別に何かする必要はありません。
Googleが再クロール・再インデックスし、再処理が行われて検索結果に反映されるのを待つだけです。

GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏が、ユーザーからの質問にTwitterで答えています。

警告が届くので、ペナルティを受けているとか再審査リクエストが必要とか、勘違いしてしまうサイト管理者がいるかもしれません。
でもこの警告は、技術的な問題が発生していることだけを純粋に伝える通知です。

少しでも速く検索結果に反映させたいなら、Fetch as Googleの「URLのインデックス送信」機能を使うこともできます。

しかし数ページならまだしも、サイトの全ページを送信するのは手間がかかり過ぎます。
先日説明したように、サイトマップの送信だけで十分です。

ということで、「site:」によるスマホ対応ラベルのチェック方法とスマホ対応の検索結果への反映タイミングについてこの記事では説明しました。