ウェブマスターツール「著者の統計情報」も1の位までのデータをレポート開始

[対象: 中級]

Googleウェブマスターツールの「検索クエリ」機能で表示されるデータが、概算ではなく1の位までになったことを昨日お伝えしました。

この機能改善は、「著者の統計情報」レポートにも適用されています。

「著者の統計情報」でより正確なデータをチェック

「著者の統計情報」は試験的に提供されている機能です。
ウェブマスターツールのダッシュボード(トップ画面)の左メニューにある [Labs] からアクセスできます(キャプチャの緑枠)。

更新された著者の統計情報

表示回数とクリック数がともに1の位までの数値でレポートされています(キャプチャの赤矢印)。

「検索クエリ」レポートと同様に、レポートに更新があったことを通知する縦のラインも入っていますね。

著者情報のクリック数が減っていないか調査

検索結果での著者情報の表示条件を厳しくし、写真(とGoogle+フォロワー数)の表示を15%ほど減らす措置を先日Googleは実施しました。

写真表示がなくなると、確実にCTRが落ちるはずです。

詳細なクリック数がわかるようになったので、クリック数が減っていないか確認してみるといいでしょう。

写真が表示されなくても著者名は表示されます。
おそらく、写真が表示されなかったとしても統計情報の表示回数にはカウントされると推測します。

したがって、「表示回数」ではなく「クリック数」を見て影響を受けたかどうかを調べるとよさそうです。

僕の場合は、目に見えるような影響は受けていないようでした。

年末年始は著しく減っていましたが、これは単純に検索数が減るからでしょう。
この記事を書いている時点では、最新が1月6日のデータで、削減措置の実施以前とほとんど変わらない水準に戻っています。

より正確になった「検索クエリ」を活用する

「検索クエリ」機能のデータが端数処理されなくなったことは本当に朗報です。

10未満のクエリも細かくレポートしてくれます。

10未満の表示回数をレポート

通常のキーワード解析はもちろんのこと、ロングテールキーワードの分析、そしてこの記事で紹介した著者情報のクリック状況の調査にと、機能改善された「検索クエリ」を最大限に活用したいものです。