URL検査ツールにスクリーンショット機能が追加。HTTPレスポンスやページエラー、JSログも

[レベル: 中級]

Search Console の URL 検査ツールに機能が追加されました。
次の情報を提供するようになりました。

  • レンダリング済みのスクリーンショット
  • HTTP レスポンス
  • 読み込めなかったリソース
  • JavaScript エラー

レンダリング済みスクリーンショット

まず、URL 検査ツールでライブテストを実行します。
実行後に「テスト済みの結果を表示」を選択します。

URL 検査ツールのライブテスト

すると、画面右に各種詳細レポートが出現します。
以前からある HTML コードの隣に「スクリーンショット」タブが追加されています。
レンダリングされたページ、つまり Googlebot が見ているページの姿を見ることができます。

Googlebot がレンダリングしたスクリーンショット

Fetch as Google の置き換わりとして、新しい Search Console に搭載された URL 検査ツールではレンダリング後の表示を見ることができませんでした。
スクリーンショット機能の追加はありがたいですね。

その他の情報

「その他の情報」では、「HTTP レスポンス」と「ページのリソース」「JavaScript コンソール メッセージ」のレポートを見ることができます。

その他の情報

  • HTTP レスポンス: サーバーから返される HTTP ヘッダーの中身
  • ページのリソース: robots.txt でブロックされていたりして Googlebot が読み込めなかったリソース
  • JavaScript コンソール メッセージ: JavaScript のエラー

それぞれ、トラブルシューティングに役立つ情報が手に入ります。

モバイルサイトのスクリーンショットの取得方法

URL 検査ツールからスクリーンショットを撮ると PC 向けページのスクリーンショットになります。
たとえ MFI に移行していたとしてもモバイル向けページのスクリーンショットにはなりません。

モバイルページのスクリーンショットを取得するには “独特なやり方”が 必要です。

調査したい URL をモバイル ユーザビリティ レポートで選んでください。
URL 検査ツールのライブテストをモバイル ユーザビリティ レポートから実行します。

すると、スクリーンショットはモバイル向けページのものになります。

スマートフォン用 Googlebot でレンダリングしたスクリーンショット

スクリーンショットの下には、「レンダリング: スマートフォン用 Googlebot」と出ています(通常のスクリーンショットでは「レンダリング: パソコン用 Googlebot」になっている)。

スマートフォン用 Googlebot でレンダリングしたスクリーンショット

ちょっとしたトリックです。😉