[レベル: 上級]
Googleニュースで適切な画像を表示させるために、schema.org の画像または og:image を設定するようにGoogleは推奨しています。
また、ソーシャルメディアの投稿にも schema.org や OG (Open Graph) で指定した画像が利用されます。
Googleニュースで適切な画像を掲載させる
Googleニュースに登録されているメディアサイトの運用者に関係してくる話になります。
あなたが発行したニュース記事がGoogleニュースに出てくる際に一緒に掲載されるサムネイル画像には、schema.org または og:image で指定した画像が考慮されます。
サムネイル画像として表示したい画像には、schema.org か og:image を必ず設定しておきましょう。
未設定の状態では、適切だと考える画像をGoogleが選ぶかまたはサムネイル画像が表示されないことがあります。
サムネイル画像のその他の推奨条件に関してはヘルプ記事を参照してください。
ソーシャルメディアに適切な画像を表示させる
ニュース発行者ではない、一般サイトの運用者であっても、schema.orgとOGの画像設定は重要です。
Google+やFacebookなどの、ソーシャルメディアの投稿に含まれる画像の選択にも影響するからです。
下のキャプチャは僕のブログ記事をGoogle+でシェアした投稿です。
掲載されている画像は、schema.orgで指定したものです(schema.org/Articleのimageプロパティでマークアップ)。
一方、こちらのは画像が含まれてない記事のシェアです。
記事中には画像が存在しませんが og:image でサイトのロゴを設定しているので、サイトのロゴが画像として表示されています。
構造化データで画像を必ず指定しておこう
エンゲージメントを高めるためにソーシャルメディアの投稿には例外なく必ず画像を含めるようにと、ソーシャルメディアのエキスパートであるGuy Kawasaki氏は推奨していましたね。
schema.orgやOGといった構造化データによる画像の指定がないと、サイドバーのバナー広告の画像やRSSの購読ボタンなど記事とはまったく関係がない画像が一緒に掲載されてしまうことがソーシャルメディアではよくあります。
場合によっては画像がない方がまだマシということもあるので注意が必要です。
複数の画像が指定されていた場合は、最初に掲載されたもの、サイズが大きいものなどいくつかの指標にもとづいてソーシャルメディア側がデフォルトの画像を選ぶようです。
絶対に表示させたい画像なら、その画像だけを指定した方がいいでしょう(もっとも手動での変更が可能です)。
なおGoogle+は、schema.orgとOGの両方に対応しています。
両方ある場合は、schema.orgを優先します。
Facebookは、おそらくOGだけに対応していると思います(100%の自信なし)。
Googleニュース発行者はもちろんのことコンテンツ発行者は、少なくとも og:image で必ず画像を指定しておきましょう。