[レベル: 中級]
Google は、動画の SEO ベスト プラクティスのドキュメントを更新しました。
比較的大きな変更が加わっています。
📝すずき注:この記事の公開時点では英語版のみ。日本語ページは未更新
動画インデックス要件と技術要件のセクションを改善
次の 2 つのセクションが大幅に変更されました。
1 つ目の「Ensure your videos can be indexed」セクションは、動画が確実にインデックスされるために必要な条件を説明しています。
2 つ目の「Help Google find your videos」セクションは、Google が動画を発見するのを手助けする技術的構成を説明しています。
どちらも内容そのものがガラッと変わったわけではありませんが、段落構成の整理変更と若干の追加情報のほか、以前は軽く触れる程度だったことを明確に説明している箇所があります。
動画がインデックスされるためには、まず次の条件を満たす必要があります。
- 視聴ページがインデックスに登録されていること
- インデックスに登録された視聴ページが検索で良好なパフォーマンスを示していること(ただし、視聴ページがインデックスに登録されていても、必ずしも動画がインデックスに登録されるわけではない)
- 動画が視聴ページに埋め込まれていること
- 動画が他の要素に隠れていないこと。ペイウォールを使用している場合は(例:ユーザーが動画を視聴するにはサインインまたは登録が必要)、Google が動画を見つけてインデックスに登録できるよう、ペイウォールの構造化データを追加する
- 動画に有効なサムネイルがあり、固定の URL で利用可能であること
先頭に出てくる「視聴ページ (watch page) 」の登場が、今回のドキュメント更新で最も目立つ変更です。
独立したセクションが追加されました。
視聴ページ (watch page) とは
「視聴ページ」とは、一言でいえば、コンテンツが 1 つの動画だけのその動画専用ページです。
動画 SEO のベストプラクティスの 1 つとして各動画に専用ページを作成することを Google は以前から推奨していました。
しかし、ドキュメントではさらっ触れているに過ぎませんでした。
重要なガイダンスなので 1 つのセクションとして独立させたのでしょう。
視聴ページのセクションを日本語訳した内容です。
各動画専用の視聴ページを作成する
動画機能(メイン検索結果ページの動画結果、動画モード、主な出来事、LIVE バッジ、その他のリッチフォーマットを含む)の対象となるには、ビジネスに適している場合、各動画に専用の視聴ページを作成してください。
視聴ページの主な目的は、ユーザーに 1 つの動画を表示することです。以下のようなページは、個々の動画を視聴することがユーザーがそのページを訪れる主な理由であるため、視聴ページとみなされます:
- 動画のランディングページ
- テレビ番組のエピソード視聴ページ
- ニュース動画の視聴ページ
- スポーツハイライトページ
- イベントのクリップページ
一方、以下のようなページは、動画がページの他のコンテンツを補完する役割を果たすため、視聴ページとはみなされません:
- 埋め込み動画をレビューするブログ投稿
- 商品の 360 度動画が含まれる商品ページ
- 複数の動画を同等の重要度で掲載する動画カテゴリーページ
- 映画予告編が埋め込まれた映画レビューページ
各視聴ページには、その動画に固有のページタイトルと説明文を必ず設定してください。タイトルや説明文を適切に作成するコツについては、当社のベストプラクティスをご確認ください。
動画リッチリザルトを検索結果表示させたかったり動画検索に掲載させたかったりするのであれば、動画だけの視聴ページを作成する必要があります。
単一の動画以外のコンテンツがページに存在すると、視聴ページとしては認識されません(ヘッダーやサイドバーなどテンプレート部分は除く)。
たとえば、動画を補助コンテンツとして埋め込んだ記事ページや動画をいくつも埋め込んだページは視聴ページには当てはまりません。
ただし、同じ動画を視聴ページと、ニュース記事や商品詳細ページなどの他の情報と一緒に別のページに掲載することは問題ありません。
視聴ページでないページでも、テキスト検索結果や動画バッジ付きのGoogle 画像検索結果として表示される資格を得ることができます。
冒頭でも触れたように日本語ページはまだ更新されていません。
更新には数週間かかることがあります。
動画 SEO に力を入れているなら、翻訳ツールも利用しつつ更新された英語ドキュメントを確認しておきましょう(英語に不自由がなければ、もちろんそのまま読んでください)。
#Google #SEO #動画SEO