Yahoo!はアフィリエイトを専門にしたサイトを激しく嫌っていて、アフィリエイトコードが貼り付けてあるサイトを上位表示させない、という“ウワサ”を幾度となく聞いたことがあります。
では、Googleはどうなのでしょう?
今日は、Google検索で上位表示できるGoogle公認のアフィリエイトサイト構築方法を教えます。
簡単に言うと、ユーザーにとって有益な情報とオリジナルのコンテンツを提供することです。
Google Webmaster Helpフォーラムで、Google社員のJohnMu氏が、アフィリエイトサイトを運営するウェブマスターに次のようにアドバイスしています。
I believe one of the issues that you might want to work on is to make sure that your site provides unique and compelling content to the web. It’s important for us that the site not only contains “rewritten” descriptions and articles, but that it actually provides something more than just “different words” for the same content. In other words, given the choice between your site and the company providing the products, what could your site offer to make Google want to show your site instead?
“僕が思うに、キミが取り組まなければならないのは、キミのサイトがユニークで賞賛せざるを得ないようなコンテンツを、確実にウェブに提供するだ。僕たちにとって、サイトが書き直した記述や記事でできあがっていることだけじゃなくて、同じ内容を表す違う言葉以上ものを、実質的に提供していることが大事なんだ。言い換えれば、キミのサイトと、商品を提供している企業のどちらを選ぶかの選択肢が与えられたとしたら、Googleにキミのサイトを企業サイトの代わりに上位に出したいと思わせるには、何を提供できるかい?”
たぶん僕の日本語訳の質のせいで、分かるような分からないようなアドバイスになっているでしょう。(笑)
ようは、ただ単にマーチャントサイト(アフィリエイトプログラム提供元)にあるコンテンツをリライトするだけではなく(そっくりそのままはもっとヒドイ)、あなたのサイトでしか得られない独自の、役に立つコンテンツを提供しなければならない、ということです。
続けて、JohnMu氏はGoogleのウェブマスター/サイト所有者 ヘルプにあるアフィリエイトプログラムについて記載したページをポイントしています。
アフィリエイト プログラムに参加している場合、サイトを差別化して掲載順位を高める方法については、次をご覧ください。
- サイトのごく一部にのみアフィリエイト プログラムのコンテンツを掲載する。
- アフィリエイト プログラムを選択する際、対象のユーザーに適した商品のカテゴリを選択する。サイトのコンテンツに合ったアフィリエイト プログラムを選択することで、サイトの価値が高まり、Google の検索結果で上位に表示され、アフィリエイト プログラムから収益を得られる可能性が高くなります。たとえば、アルプスのハイキングに関するサイトでは、事務用品ではなくハイキング関連書籍の販売業者との提携が適しています。
- ウェブサイトでユーザーのコミュニティを形成する。熱心な読者を獲得し、サイトのテーマに関する情報源を作成するうえで役立ちます。たとえば、掲示板、ユーザー レビュー、ブログなどを掲載すると、ユーザーに価値ある独自のコンテンツを提供できます。
- 常に最新で関連性の高いコンテンツを提供する。最新で一貫性のある情報を提供すると、Googlebot がコンテンツをクロールし、ユーザーがクリックする可能性が高まります。
他と同じようなコンテンツで構成されている純粋なアフィリエイト サイトは、Google 検索結果で高い位置に表示される可能性は低く、検索エンジンで低く評価される原因になります。関連性が高い独自のコンテンツはユーザーにとって有益で、他のアフィリエイト サイトと差別化することができるため、Google 検索結果ページの上位に表示される可能性が高くなります。
1年少し前に、Googleがサイト評価をするときに利用するマニュアルと思しき内部ドキュメントが、外部に漏れるという事件がありました。
このドキュメントの中のインストラクションでも、料金比較や 評価、レビューなどの付加情報があればアフィリエイトサイトであっても、ウェブスパムには該当しないと記述されています。
アフィリエイト激戦区のキーワードでの上位表示サイトを見ると、確かにコンテンツが充実しています。
僕のブログの読者にはアフィリエイターさんもいることと思います。
中身のないアフィリエイトサイトのことを、英語では”Thin Affiliate”、「薄っぺらなアフィリエイト」と呼びます。
僕自身も経験していますが、苦労してコンテンツを自作したサイトは長く生き残っています。
一方で、自動生成ツールを使ったり、ほんの一部分だけをリライトしただけの記事のサイトは、半年後にはいなくなっています。
どうせ作るなら、すぐに破けそうな薄っぺらサイトではなく、ユーザーの役にも立ち、かつ自分の収益にも上がる、息の長いサイトをオリジナルコンテンツで作成して、Googleに見てもらいましょう。