200万ページを一気に追加する“つわもの”ウェブマスターがいた

ブログに代表されるCMSのおかげで、一昔前に比べるとウェブサイトを作るのはずいぶん簡単になってきました。

大量のページを一気に公開するものあっという間にできます。

とはいえ、手作業ではありえないほどの大量のページを、一度にまとめて公開することに危険はないのでしょうか?
不自然だとしてペナルティを受ける可能性はあるのでしょうか?

WebmasterWorldで、運用しているサイトのページ数を倍の1,000ページ以上にボリュームアップする予定のウェブマスターが、アドバイスを求めました。

かつて、GoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏は、大量のURLが1つのサイトに急に出現したために、システムが警告フラグを立てたことがあるとブログで発言したことがあります。

それぞれのページをランキング入りさせるには、より多くのTrust(トラスト:信頼)が必要だとも付け加えていました。

実際にトラストの高いサイトは、不自然と思えるくらい多くのページを短期間に追加しても、何も悪影響を受けないようです。

フォーラムモデレータのanallawalla(アナラワラ?)氏は、200万ページ以上のディレクトリサイトを数個、突然に公開したときでも、全然なんともなかったと報告しています。

近々5万ページを新たに追加予定ですが、ユーザーにとって役立つのなら、ためらうことはないと強気です。

しかし、高いトラストランクを持つサイトだから成せることであって、小さなサイトには当てはまらないだろうとも、注意を促しています。

メンバーの1人は、「Googleは異なるサイトには異なるルールを適用している」とコメントしました。

事例があるからといって、手作業でできないくらいの数のページを一気に追加するのは、よほどの自信がない限りは避けたほうが安全でしょう。

コンテンツをどこかよそから引っ張ってきて、“楽に・簡単に”ウェブサイトを構築できる自動生成ツールの類は、結局は検索結果から消えて、インターネットにゴミを残すだけです。

使うのは、やめておきましょう。

もし、ユーザーにとって有益な情報を提供するページを一度に追加するときには、robots.txtでいったんブロックしておいて、サーチエンジンには段階を経て少しずつ公開していくという方法が考えられます。