[レベル: 上級]
新しい Search Console のベータテスターの参加枠が拡大していることを先週お伝えしました。
新 SC でもっとも期待が高まる機能の1つに、「Index Coverage」(インデックス カバレッジ)があります。
Index Coverageは、従来の「インデックス ステータス」よりもっと詳細にインデックスの状態をレポートします。
Index Coverage レポートで新規に加わったインデックス状態の項目に「Indexed, low interest」という項目があります。
[H/T Glenn Gabe]
「Indexed, low interest」は、直訳すると「インデックスされている、関心が低い」という意味です。
インデックスされているけれど関心が低いとは、いったいどんな状態を示すのでしょうか?
低品質ページが「Indexed, low interest」なのか?
ヘルプページ(現在は英語のみ)では次のように説明されています。
Indexed, low interest: The page was indexed, but appears very rarely in Search results. It might be omitted from other Search Console reports.
訳します。
インデックスされている、関心が低い: ページがインデックスされていますが、検索結果にはめったに表示されません。Search Console のその他のレポートでも省略されることがあります。
品質が低いページに付けられるラベルでは?というのが、真っ先に思い浮かんだのではないでしょうか。
品質が低いというのは確かに理由としては考えられるかもしれません。
しかし必ずしもそれに限ったわけではないようです。
ほかに考えられる理由としてはたとえば、「情報が極めて古い」「検索結果に出るようなクエリがない」といったものを僕は思い付きました(あくまでも僕の想像にしか過ぎませんが)。
関心が低いというのは、“Google”の関心が低いということではなく、“ユーザー”の関心が低いという意味なのかなとも疑っています。
残念ながら、どんなページが「low interest」として認識されるのかの理由までは、ヘルプページには記載されていません。
新しい Search Console が正式にリリースされたあとに、Google の人に直接聞いてみるのが良さそうです。
いずれにしても、検索結果に出ることが極めて稀なページが「Indexed, Low interest」としてマークされるとのことです。
いわば、Google 検索においては存在しないも同然のページですね。
Index Coverage のヘルプページを読むと、今までとは本当に比較にならないくらい細かくインデックスの状態を Google が僕たちに教えてくれることがわかります。
特に大規模サイトの管理者にとっては、まさに“神機能”と呼べる仕上がりになっているようです。
正式リリースにますます期待が持てます。