「パンダアップデートとは?」のおさらい、初代パンダから最新のパンダまで

[対象: 初級]

パンダの自己紹介

1つ前の投稿で、新しいパンダアップデートの導入について書きました。

パンダアップデートが導入されてから3年半以上が経過しているので、あまり詳しくない人がひょっとするといるかもしれません。
パンダアップデートについて簡単におさらいしておきましょう。

パンダアップデートとは

初代パンダの導入

パンダアップデートは、2011年2月に米Googleで導入された新しいアルゴリズムです。
質が高いコンテンツのサイトを評価を高め、反対に質が低いコンテンツのサイトやページが検索結果に出てこないようにしました。

当時問題になっていた、“コンテンツファーム”への対策が含まれます。
コンテンツファームとは、概して言えば、ユーザーに価値を提供しないコンテンツを大量生産するタイプのサイトです。

検索結果に与えた影響は11.8%で、Google検索史上まれに見る大変動・大混乱を引き起こしました。

日本への導入

導入以後、データのリフレッシュとアルゴリズム本体の改良をパンダアップデートは繰り返します。

2011年4月には全世界に導入されました。
とはいえ、日本語は含まれておらず、日本語サイトにも適用されたのは初代パンダから約1年半後の2012年7月です。

期待(?)したほどには、大きな変化が見られなかったというのがおおかたの見方です。
そうはいっても、質が低いコンテンツが多いサイトは日本でも確かに検索結果から除外されました。

手動更新から自動更新へ

自動で実行される一般的なアルゴリズムとは異なり、パンダアップデートは手動での更新でした。

更新の度に何らかの形でGoogleは通知してきました。
ほとんどは、米Googleウェブスパムチームのトップ、Matt Cutts(マット・カッツ)氏によるTwitterでの発表です。

Matt Cutts氏がパンダ更新をツイートするたびに、SEO界隈はお祭り騒ぎでした。

30回近いデータ更新・アルゴリズム改良をへて、パンダアップデートはメインのインデックスアルゴリズムに組み込まれ自動化されます。
2013年3月に実施した更新の通知が最後となります。
現在は、だいたい1か月に1回、1週間から10日ほどかけてゆっくりとしたペースで更新が実施されます。

しかし、4世代目となるパンダアップデート4.0のように比較的大きな変動を起こしそうな場合に限っては、イレギュラーでアナウンスすることがあります。

今回の更新も、パンダアルゴリズムにそれなりの改良が加わったので例外的にアナウンスしたのでしょう(あるいは、長期休暇に入っているマットの復帰へのきっかけ作り?)

このブログでのパンダアップデートに関する記事はどこのSEOサイトにも負けていないはずなので(少なくとも数においては)、パンダアップデートについて調べたければこちらをご覧ください。