関連性とページ表示速度はどちらがGoogle SEOに重要?

Googleは、検索順位を決めるアルゴリズムにウェブページの読み込み時間を取り入れると発表しました。

ページの表示速度はどのくらい重要なのでしょうか?
検索キーワードに対する関連性よりも重要視されるのでしょうか?

GoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏が回答しました。

Is speed more important than relevance?

関連性(Relevancy)がいちばん重要だよ。

関連性やバックリンク、その他の条件がすべて同じ2つのサイトがあったとしたら、速いサイトのほうがいいと思うよね。
そう考えると、ページスピードをウェブサイトのスコア基準として試してみるのは理論的にもっともなことだ。

とは言っても、関連性が間違いなく主要な要素だね。
僕たちは200以上ある指標の中から、「もっとも関連性があって」、「もっとも役に立って」、「もっとも正確な」検索結果を返すようにしているんだ。

「ユーザーにとって最適なページを返す」、「入力したキーワードに対する情報を与える」という哲学は変わっていないよ。

でもページのスピードを速くできたら、サーチエンジンがコンテンツをダウンロードするのにいいように、ユーザーにとってもいいことだろう。

すごく速いページと最悪のユーザーエクスペリエンスのページを見分けられたらいいと、Googleは思ったんだろうね。

200以上のさまざまな指標の1つになるけれど、それにしても小さな要因になるはずだ。

「関連のある情報」を提供していることに加えて、「良いユーザーエクスペリエンス」も提供しているというように評価するだろう。

検索ユーザーに対して「関連性のある有益な情報を提供しているか」が、まず大前提としてあるわけですね。

そのうえで、読み込み時間が短くて速く表示されたらなおよいというプラス評価になるのでしょう。

中身をないがしろにして、スピードだけを求めても無意味だということです。

ウェブページの表示速度が順位に影響するとの発表以来、僕のブログも含めてあちこちのサイトでこのことが言及されています。

Googleウェブマスターツールにはサイトのパフォーマンスを知る機能が加わりました。

また、Google Analyticsには自身以外の要素のロード時間を妨げない非同期トラッキングコードが導入されました。

「Googleは本気のようだ。これは自分のサイトも速くせねば」と意気込むサイト管理者もいることかと思います(僕はそのうちの1人だったりしますw)。

でもその前にやるべきことがありますね。

「ユーザーにとって役立つコンテンツ作り」です。

「結局それかよ」に落ち着いてしまいますが、でもそうですよね。

これが理解できないうちは上位表示なんて無理だし、できたとしても一過性に終わるはずです。

…と偉そうにこのエントリを締めます。w