[レベル: 初級]
関連性を維持するには、コンテンツを追加すべきかそれとも更新すべきか?
コンテンツが専門的に書かれているかどうかを判断するにはどうすればいいのか?
こうした疑問を抱いた人と、Google の John Mueller(ジョン・ミューラー)氏の Twitter でのやり取りをこの記事では紹介します。
コンテンツ追加? それともコンテンツ更新? 専門的な記事とは?
次のようにミューラー氏は質問されました。
既存のコンテンツを更新することは、現状の関連性を試すのに十分な戦略ですか? それとも、Google 検索で関連性を維持するには新しいコンテンツを公開する必要がありますか? 新規コンテンツの追加スケジュールはランキングに重要ですか?
ミューラー氏はこう返します。
私だったら、ユーザーが求めていることにもっと焦点を当てるだろう――ユーザーが最新情報を求めているトピックに焦点を当てているのか? それとも十分に確立されていて変化することがないトピックに焦点を当てているのか?。
これは主には SEO の問題ではない。自分が発行しているトピックに関しては専門家であるべきだ。
続けて、このように質問されます。
コンテンツが専門的に書かれているとしたら、検索結果での関連性を保つために、そのトピックに関するコンテンツさらに追加する必要がありますか?(私のジャンルでは常にコンテンツ追加の余地があります)それとも、既存コンテンツを上位表示させ続けるには、ユーザーが必要としているとおりに既存コンテンツを更新するだけで十分ですか?
「専門的に書かれている」という部分についてミューラー氏は次のように指摘します。
1 つの考え方としては、コンテンツが専門的に書かれているかどうかの判断がつかないとしたら、それは間違いなく専門的に書かれていないということだ。
I'd focus more on what your users expect. Are you focusing on topics where users expect up-to-date information? or is it something that's well-established and not changing? This is not primarily a SEO thing, and you should be the expert of the topic you're publishing on.
— 🌽〈link href=//johnmu.com rel=canonical 〉🌽 (@JohnMu) September 24, 2022
If the content is expertly written, do we need to add more content on the topic (always room for more in our vertical) to maintain “relevancy” in the serps or is updating the existing content as per users needs sufficient to continue to rank for those existing articles?
— M Masaai (@MMasaai8) September 24, 2022
One way to think of this is if you don't know whether your content is expertly written or not, then it's definitely not expertly written.
— 🌽〈link href=//johnmu.com rel=canonical 〉🌽 (@JohnMu) September 25, 2022
検索エンジン第一のアプローチ
ようは質問者は、関連性を高めるためには既存コンテンツを更新したほうがいいのか、それとも新規コンテンツを追加したほうがいいのかを聞いています。
さらには、専門的に書かれた記事だった場合でもどちらがいいのかを尋ねています。
ミューラー氏の回答を端的に述べるとこうなります。
- ユーザーがどちらを求めているかで判断する
- そのトピックの専門家ならばどちらが適切なのかを判断できるはず
このやり取りを見ていて感じたのは、検索エンジン第一のアプローチというのはこういう思考なんだろうなということです。
検索エンジン第一 (Search Engine-first) のアプローチとは、英語圏に先日導入されたヘルプフル コンテンツ アップデートが評価が下げる対象のコンテンツでした。
ユーザーにとって有益なコンテンツを提供することよりも、検索エンジンが何を評価するのかの方に思考が向いています。
こうした思考で SEO に取り組むことがないように、この記事で紹介したやりとりを教訓としましょう。