titleタグは、ランキングに影響する内的SEOとしてもっとも重要な要因の1つです。
また、SERPではユーザーの目を引き、クリックされるかどうかを左右する大切な要素にもなります。
僕のブログでも以前に効果的なtitleタグの付け方を紹介しているし、昨日Sphinn Japan Blogで、薬屋さんwの藤井さんが、すごくいい記事を書いているのでこのエントリを読み終わったらぜひ読んでください。
ということで、今日のポストはtitleタグについてです。
しかし、非常にささいな部分になります。
と同時に、明確な回答が得にくい問題でもあります。
tittleタグで、キーワードやフレーズを見やすく分けるときに、「– (ハイフン/ダッシュ)」や「| (パイプ)」あるいは「_ (アンダースコア/アンダーライン)」を使うことがあるかと思います(日本語なら、「・(なかぐろ)」や「【】(なんて呼ぶの?)」や「~(波線ダッシュ)」も使いますかね)。
titleタグには、「-」と「|」のどちらを使ったほうがいいのかという疑問に、GoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏が回答しています。
Should I use pipes or dashes in my titles?
結論から言うと、どちらも変わりありません。
「-」も「|」も、セパレータとして単語を分ける記号として取り扱われます(文字としては考慮しないということ)。
ただし、見た目が違うのでひょっとしたらCTR(クリック率)には影響を与えるかもしれないので、それはテストしてみたほうがいいとのことです。
僕のブログのtitleタグは、「記事名 | ブログ名」として、パイプで分けています(ブログ名は「海外SEO情報ブログ・メルマガ」に修正)。
ハイフンにしていないのは、記事名で使うことがあるからです。
アンダースコアに関しては、ビデオの中では触れられていないものの、セパレータとしては認識されません(認識される場合とされない場合がありそう)。
WordCamp 2007でMatt Cutts氏は、ハイフンとアンダースコアを同じく取り扱うようになったと発言しましたが、実現されていないみたいです。
8月に参加したSESサンノゼのセッションでも、「ハイフンとアンダースコアを同じように扱うには、まだ道のりは遠い」というようなことをMatt Cutts氏は言っていました。
Web担当者Forumの安田編集長は、理由を次のように説明しています。
@suzukik 「_」が単語区切り扱いされていないのは、開発者がソースコードに関する検索をしたときに、変数とか関数とかの名前がちゃんとヒットするようにだとか。
http://bit.ly/xK2i
http://bit.ly/RSoTm
http://bit.ly/pZOvA
アンダースコアを使うと、全部ひと塊にして1つの単語として取り扱われてしまうことがあります。
たとえば、「google_yahoo」でGoogle検索すると、「google」と「yahoo」の2つワードでの検索ではなく「google_yahoo」での繋がった1つのワードでの検索になってしまいます。
ただ日本語の場合は、英語と違った方法も使っているのかアンダースコアでも分けて処理してくれるケースが多いようです。
「吉野家_牛丼」で検索すると(笑)、きちんと「吉野家」と「牛丼」に分けてくれます。
ちなみに、「くっ付けた場合/ハイフンの場合/パイプの場合」では結果も異なってきますね。
よく分からなくなってきました。
とりあえず、区切りとしてアンダースコアは使わないほうが安全ではありそうです。
英単語の場合は特にです。
ハイフンかパイプかは、決定的な理由がない限りは、どちらでも好きに選んでいいのではないでしょうか。
なお、Yahoo!とMicrosoft(Bing)は、「-(ダッシュ、ハイフン)」と「_(アンダースコア)」は同じ扱いにしていると、過去にオフィシャルでコメントしてます。
最後に、藤井さんのつぶやきも参考にしてください。
@suzukik @Hidehisa 「セパレーターになるかの判断は、その文字でググりなさい」って、言われました。マッド・ボスに…w