Googleダブルリスティングが消える?

GoogleのSERPでは、同じドメインからのWebページが1ページに2つ登場する場合、2つめのページが1つめのページの下に引っ張り上げられて束ねて表示されます。

「海外SEO」
のダブルリスティング

上のキャプチャは「海外SEO」でのGoogle検索結果で、1,2位は僕のドメイン「www.suzukikenichi.com」のサイト内のページ、3,4位は清音さんのドメイン「seofromusa.com」のサイト内のページです。

2つリストされるので「ダブルリスティング(Double listing)」、字下げして繋がるので「インデント結果(Indented resutlts)」、コンピュータをまとめるので「ホスト・クラウディング(Host crowding)」あるいは「クラスタリング(Clustering)」などさまざまな名称が付けられています。

通常は、同一ドメインでの適用ですが、仕様が変わりサブドメイン間でも束ねられる場合があります。

しかし、WebmasterWorldアドミストレータのtedster氏は、検索キーワードによっては、ひょっとしたら無効になるのではないかと疑っています。

I’ve seen this a couple times and sort of thought it was a bug. Now I’m thinking it may be a test. I’m not sure that clustered results always make sense. Other filters are known to be triggered by the query – freshness and diversity, for example. So clustering may also be turned on or off for certain search terms.

ときおり同じドメインの2つのページがインデント結果でまとめられず、間に他のサイトのページを挟んで表示されるケースが確認されています。

Googleの不具合ではないかと考えていましたが、情報の「新しさ(QDF;Query Deserves Fresshenss)」や「多様性(QDD:Query Deserves Diversity)」を考慮して結果を返すアルゴリズムが導入されている現在では、クラスタリングが意味を成さないこともありそうです。

したがって、あるキーワードでは束ねて、あるキーワードでは別々で離れたまま、そんなふうになるようにテストしているのではないかと、tedster氏は推測しています。

ダブルリスティングは、高いCTRが期待できるので、意図的に狙うWebマスターもいるほどです。

本当になくなるかどうかはまったく分かりませんが、僕もこれからは検索結果を注意深く観察したいと思います。