[レベル: 中級]
サイトマップを生成する機能を WordPress のデフォルトの機能として実装するプロジェクトが始まりました。
WordPress のコアにサイトマップを組み込む
現状では、サイトマップを作成する機能は WordPress の標準機能としては備わっていません。
サイトマップ生成にはプラグインをインストールするかツールを自作します。
WordPress の人気プラグインの上位 15 個のうち、実に 4 個がサイトマップ生成の機能を提供しているとのことです。
WordPress ユーザーがサイトマップを必要としている証明です。
SEO においてもサイトマップは今や必須と言っていいでしょう。
ウェブで最も使われている CMS である WordPress で構築されたサイトの多くが SEO にも取り組んでいるはずです。
こういった経緯もあり、WordPress のコア機能としてサイトマップ生成を組み込む提案がなされました。
各種類のページのサイトマップを生成
提案段階として、次の種類のページのサイトマップを作成できるようにする計画です。
- トップページ
- 記事ページ
- コア投稿タイプ
- カスタム投稿タイプ
- タグ/カテゴリ
- カスタムタクソノミー
- ユーザーページ
ほぼすべてのページになりますかね。
個人的には、生成するページと生成しないページを選択できるようにしてほしいものです(現在の提案では実装しない予定、後述)。
また、WordPress が自動で生成する robots.txt には(WordPress が作った)サイトマップの参照が登録されます。
自分で記述しなくていいのは楽です。
API も公開する予定です。
開発者は、WordPress が生成するサイトマップを利用したツールを自作できます。
なお現在の提案では、次の機能の実装予定はありません。
- 画像サイトマップ
- 動画サイトマップ
- ニュースサイトマップ
- 特定の記事やページをサイトマップから除外する UI
- サイトマップのキャッシュ
このプロジェクトには、WordPress のエキスパート企業 Yoast と Google の社員たちが参画しています。
あなたのサイトが WordPress で構築されてるなら、優れた機能として公開されることを期待しましょう。