10月に入り、3大サーチエンジンのGoogle、Yahoo!、Live Search(MSN)がほぼ同時にそれぞれの変化を起こしました。
まず、Yahoo!から。
かねてからテスト的に公開されていたYahoo! Search Assist(ヤフー! サーチアシスト)が米Yahoo!で正式リリースされました。Yahoo! Search Blogでも発表されています。
※このブログのYahoo! Search Assist関連記事1・Yahoo! Search Assist関連記事2
米Yahoo!のホームページでの検索では、入力した文字を含んだキーワードの候補が表示されます。
入力を補助してくれ、サブキーワードを教えてくれます。
続いて表示される検索結果画面では、関連したキーワードがアシストバーの右半分に表示されます。
こちらは、自分では思いつかないようなキーワードも提示してくれます。
ユーザーにとっては、なかなか便利な機能ですね。
はやく日本のヤフーにも導入してほしいものです。
この他にも、ビデオ、イメージなども一括で検索できるようになり、Googleのユニバーサルサーチと同等の特徴を兼ね備えました。
検索精度は、はっきりいっていまいちのYahoo!ですが(笑)、使いやすさといった点では洗練されてきたように感じます。
次に、Live Searchです。
先日、大進化するMicrosoft Live Searchというタイトルで、新しいLive Searchについて報告しました。
いよいよ登場です。
事前の発表ではまさしく「刷新」というバージョンアップでしたが、実際はどうなのでしょう。
WebmasterWorldやDigitalPoint Forumsのディスカッションを見るかぎりでは、以前とたいして変わっていないという意見が大勢を占めています。
こんな、辛らつなコメントも出現しました。
If MS thinks their results have been better than Y! since 2006 someone should be ordered to take a drug and alcohol test.
もしMS(マイクロソフト)が、2006年以来、自分達の検索結果がYahoo!よりも優れてると考えてるなら、ドラッグ中毒かアルコール中毒の検査をした方がいいんじゃないか?
かなりのBlack Jokeです。(-.-)
多少の改善は見られたとの報告もありますが、前途は多難なようです。
でも、今までのMSNの悪いイメージが“こびりついている”ウェブマスターもいるはずなので、もう少し長い目で見てあげましょう。(笑)
とりを締めるのは、Googleです。
どうやらGoogleのインデックスが更新されたようです。
大騒ぎするほどにはなっていませんが、WebmasterWorldで、メンバーがSERPs(検索結果ページ)の変化に気付いた投稿をポストしました。
よりコンテンツの充実したサイトのランキング上昇、「Supplemental Index(補足結果)」の減少(表示はすでに消滅)、“ゴミサイト”のインデックス消去などが報告されています。
サーチエンジン同士の競争も、ますますし烈になってきた感がします。