Yahoo Search Monkey – ヤフー サーチモンキー

米Yahoo!が、新しい検索オプションを計画していると公式ブログでアナウンスしました。

コードネームは、「Search Monkey(サーチ・モンキー)」。
「猿」とは関係ありません。(爆)

どんなオプションかというと、検索結果に現れた自分のサイトの情報に、他の情報を追加できる仕組みです。

通常の検索結果に表示される情報は、タイトル・スニペット(説明文)・URLです。
これに、たとえばレストランのサイトだったら、評価や場所や写真を表示したりできます。

通常の検索結果表示(上)、Search Monkeyの検索結果表示(下)

上が通常の検索結果の表示で、下がSearch Monkeyでカスタマイズした検索結果の表示です(「ヒグマ・ジャパニーズ・レストラン」は、日本を意識して?w)。

Search Monkeyのすごいところは、仕様が公開されるので誰でも利用できるということです。

つまり、あなたもSearch Monkeyを使えば自分のサイトに、望む追加情報をつけて検索結果に表示させることができるのです。

検索者の誘導にも役立つし、検索者にとっても検索画面で望んでいる情報を見つけやすくなるので、使いこなせばすばらしい機能になる気がします。

実はGoogleもとうの昔、2年近く前に「Subscribed Link(サブスクライブド・リンク)」といって、Yahoo!のSearch Monkeyに相当するサービスを提供しています。

しかし、こちらはユーザーがオプトインして、自ら利用を開始しなければならないためまったく普及していません(それ以前に、誰も知らない?)。

対して、Search Monkeyは、オプトインの必要はなく、サイトごとに追加情報を見るためのボタンをクリックすれば表示されるようです。

Search Monkeyをどうやって利用するかの詳細は、まだ明らかになっていません。

サイト規模にかかわらずすべてのサイト運営者にとって利用できるSearch Mokeyは、ぜひとも使いこなしたい機能です。

日ヤフーでも導入されるといいですね。

おととい、Yahoo!が、時間軸を考慮した検索アルゴリズムの特許を取得した記事を書きました。

僕は、Yahoo!にはあまり好意的なイメージは持っていないんですが(欲しい情報が得られないから)、思っていたより検索サービスの改良に一生懸命な気がしてきました。
考えを改めないといけないかも。(笑)