米Yahoo!は、Yahoo! Site Explorerを今年後半に終了することを公式ブログでアナウンスしました。
米Microsoftとの検索事業での提携による検索システムのBingへの移行が順調に進み、すでに米国、カナダ、オーストラリア、ブラジル、メキシコでの移行が完了しています。
今年後半には全世界での移行を終える予定です。
米Yahoo!は、Bingへの移行が始まった後もウェブマスターのためにSite Explorerの提供を続けデータも更新してきました。
しかし、Bingもウェブマスター向けにBingウェブマスターツールを提供しており、同じ検索システムを使っているのに2つの別々のツールを提供し続けるのは意味がないだろうとのことで終了の運びとなったそうです。
海外向けのサイトを運用していない限りは、僕たちにとっては米Yahoo!と米Microsoft Bingの統合はほとんど関係ないトピックです。
ですが、米Yahoo!のSite Explorerが使えなくなるのは影響が出てくるでしょう。
競合サイトのバックリンク調査ができなくなります。
日本のYahoo!のサイトエクスプローラーはすでに役目を終えています。
米Yahoo! Site Explorerに頼っていたサイト管理者もいるはずです。
年内は使えるとしても、米Yahoo! Site Explorerの終了も秒読み段階に入りました。
Bing Webmaster toolsは日本語のインターフェイスもできあがり、新しい機能も次々と加わっています。
バックリンクレポートはBingウェブマスターツールにも当然ありますが、Googleウェブマスターツール同様に管理サイトのバックリンクデータしか分かりません。
競合サイトのバックリンクを調べることはできないんですね。
管理していないサイトのバックリンクを調べるには、SEOmozのOpen Site ExplorerかMajesitic SEOのMajestic Site Explorerを使うことになるでしょう。
ただしどちらのツールも完全なデータを入手するには有料メンバーに申し込む必要があります。
お金を払うのはどうも、という場合には限定されたデータで我慢するか「競合のバックリンクなんて調べない」と割り切るかのどちらかになるでしょう。