[レベル: 中級]
Googleは、ナレッジグラフで提供する栄養成分の適用範囲を拡大しました。
チェーン展開しているファストフードやカフェのメニューの栄養成分をリスト形式で表示します。
メニューの栄養成分一覧
こちらは「mcdonalds calories」(マクドナルド カロリー)の検索結果です。
検索結果の上部にリスト形式のナレッジカードが出現します。
マクドナルドのメニューが並び、それぞれのカロリーがわかります。
こちらは、日本に再上陸したタコベルです。
今度は、「starbucks menu nutrition」(スターバックス メニュー 栄養成分)で検索してみました。
スタバの各メニューのカロリーがわかります。
1つのメニューを選択すれば、詳しい栄養素を知ることができます。
右上にある「Full menu」というドロップダウンリストからは、メニューの種類でフィルタできます。
スターバックスの場合は、ドリンクのサイズやミルクの種類などのあなたの好みのオーダーでの栄養成分を調べることもできます。
メニュー一覧の拡張ナレッジカードは、米Google (google.com) でのみ出現します。
ビッグマックの栄養成分
一部のメニューは単体の検索でも栄養成分がナレッジパネルに出てきます。
こちらは「big mac calories」(ビッグマック カロリー)のクエリの検索結果です。
カロリーを表示するナレッジカード(上)とビッグマックの栄養成分を表示するナレッジパネル(右)です。
メニュー一覧は米Googleだけで出てきましたが、ビッグマックの栄養成分は日本のGoogle (google.co.jp) でも出ます。
「ビッグマックのカロリー」をスマホから音声検索しました。
初期状態では100gあたりのカロリーを表示しています。
「ビッグマックの詳細」をタップすると、栄養成分の詳しい情報が展開して出てきます。
USDA(United States Department of Agriculture、米国農務省)に掲載されているデータを利用しているらしいので、日本のビッグマックとは栄養成分が異なっているかもしれません。
ほかにはチキンマックナゲットでも栄養成分のナレッジカードが出てきました。
残念なことに、「モスバーガーのカロリー」では出てきません。
MOSは米国展開していないのでしかたないですね。w
この記事で紹介したことはSEOに直接響くものではありませんが、Googleがナレッジグラフに蓄積した情報の種類と量を垣間見ることができるという点で興味深いといえます。
もっともSEOに関係なくても、カロリーを手軽に調べられるのは特に女性には嬉しい機能かもしれませんね。
メニュー一覧は日本にも導入されたら喜ばれそうです。